岩波新書<br> 人新世の科学―ニュー・エコロジーがひらく地平

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岩波新書
人新世の科学―ニュー・エコロジーがひらく地平

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319221
  • NDC分類 468
  • Cコード C0245

出版社内容情報



オズワルド・シュミッツ[オズワルド・シュミッツ]
著・文・その他

日浦 勉[ヒウラ ツトム]
翻訳

内容説明

人類のさまざまな活動は、「人新世」と呼ばれる新たな地質時代を地球にもたらした。その影響を世界規模で考え、持続可能な社会を維持するには、人間と自然を一体として捉える思考、ニュー・エコロジー(新しい生態学)が必要だ。社会経済のレジリエンスを高め、人類が「思慮深い管財人」として自然と向き合うための必読書。

目次

第1章 持続可能性への挑戦
第2章 種と生態系の価値
第3章 生物多様性と生態系機能
第4章 飼い馴らされた自然
第5章 社会―生態システム思考
第6章 驕りから謙遜へ
第7章 人間による人間のための生態学
第8章 生態学者とニュー・エコロジー

著者等紹介

シュミッツ,オズワルド[シュミッツ,オズワルド] [Schmitz,Oswald J.]
イエール大学環境学部教授、ミシガン大学自然資源学部で学位取得。イエール大学環境学部助教、准教授を経て現職。専攻―群集生態学

日浦勉[ヒウラツトム]
東京大学大学院農学生命科学研究科(生圏システム学専攻)教授。専攻―森林生態学、群集生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫の煙

11
人新世という新しい時代に突入した現代、人間の活動は自然や地球に大きな影響をもたらしている。地球全体で見れば、今後ますます人口増加し、環境が変化する事が確実である。人口減少社会になった日本からは、ちょっと分かりにくい。SDGsを口先だけで語り、ビジネスにしているだけではだめだ。2022/06/10

Satoshi

10
生態学者が文明による自然の影響を提示し、共生と再生を目指した社会転換を提言している。概念は理解するが、具体的に考えれば難しい。昨今は温室効果ガスの削減ばかり議論されているが、生態系も大切だ。2022/09/10

かもすぱ

8
生態学者による、生態系・種の多様性と人間社会を両立し維持する方法の提案。なぜ生物多様性が必要なのか、人間/非人間の両面と中立的な立場で説明してくれる。もはや無視できない人間の存在を前提にした生態学のアップデートとして面白かった。経済・金融の手法を生態学に取り入れる「環境スチュワードシップ倫理」や、生態学の概念を経済に導入する「(閉じた)産業生態学」も面白い考えだとは思うが、著者が提案する社会-生態系システムは、迅速かつ有効に機能するには具体性に欠けると感じた。あと序盤めちゃくちゃ読みにくい。2022/05/16

夜郎自大

7
訳が難解で終盤はなかなか理解ができないところが多かった。特に仮想資源という概念はほとんど理解できない。例えば、北洋でのタラの乱獲が歴史的にどのような影響を与えてきたかを数値を持って説明している部分は興味深かった。その他にも概念的な話ではなく計量的に解説している部分があり、生態学も進化している印象を持った。半導体の計算速度が上がり、人工知能が発達すれば、生態系を管理できるようになるのだろか。2023/08/16

不純文學交遊録

6
自然の持続を目的とする生態学は、国立公園や保護区域の策定に貢献したが、人間と自然を分断した。自然は人間社会に多様なサービスを提供している。著者は人間中心でも生態中心でもなく、レジリエンス(回復力)を考慮して自然を利用する環境スチュワードシップ倫理に基いたニュー・エコロジーを提唱する。自然の回復力の積極的な評価は、いかにもアメリカ的だ。脱成長を謳う『人新世の資本論』とは趣が異なる。訳者あとがきの「人工物の量が自然界の生物量と同程度になった」というネイチャー誌の報告は衝撃的だった。2022/05/16

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