出版社内容情報
人類は見えざるモノに期待をかけ、また恐怖と不安を覚えてきた。誰もが浴びる紫外線は人間の生活を豊かにもまた損ないもする。紫外線への着目は、近代以降の日本の社会観、健康観、美容観、環境観の変遷を覗き見る上で有効であり、ジェンダーや人種に関する言説までをも浮き彫りにする。見えざるモノを主人公にした異色の科学史。
内容説明
人類は見えざるモノに期待し、また恐怖と不安を覚えてきた。誰もが浴びる紫外線は人間の生活を豊かにもまた損ないもする。紫外線への着目は、近代以降の日本の社会観、健康観、美容観、環境観の変遷を覗き見る上で有効であり、ジェンダーや人種に関する言説までをも浮き彫りにする。紫外線を主人公にした異色の科学史。
目次
序章 見えないモノの歴史
第1章 紫外線ブームの時代へ(未知の光線に対する期待と不安;ビタミンDに至る二つの道 ほか)
第2章 「人工太陽」のテクノロジー(紫外線ランプの誕生;紫外線の産業応用 ほか)
第3章 紫外線が映し出す世相(“太陽に近い”生活;紫外線とジェンダー・階級・人種 ほか)
第4章 戦後における紫外線(求められ続ける光線;健康・環境への見えざる敵 ほか)
終章 紫外線と人間・技術・文明
著者等紹介
金凡性[キムボムソン]
1972年、韓国浦項市生まれ。2005年、東京大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。北陸先端科学技術大学院大学研究員、日本学術振興会外国人特別研究員(神戸大学)、東京大学特任助教、広島工業大学准教授を経て、広島工業大学環境学部教授。専攻‐科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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