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岩波新書
ローマ散策

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  • サイズ 新書判/ページ数 258,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306986
  • NDC分類 293.7
  • Cコード C0222

出版社内容情報

驚異と魅惑にみちた《永遠の都》ローマ.数かずの遺跡をたずね,石畳の街路や広場に歩をはこべば,幾層にも積み重なった時代の歴史と文化がよみがえってくる.尽きせぬ魅力のありかを解き明かす待望のローマ案内.旅行者必携.

内容説明

驚異と魅惑にみちた“永遠の都”ローマ、泉の水音にさそわれながら、数かずの遺跡をたずね、石畳の街路や広場に歩をはこべば、はるか古代、中世からルネッサンス、バロックと、幾層にも積み重なった時代の歴史と文化が、次つぎと私たち旅びとの前に姿をあらわす。尽きせぬローマの魅力のありかを解き明かす待望のローマ案内。旅行者必携。

目次

1 カンピドッリオの丘に立って
2 七つの丘とテーヴェレ河
3 スペイン階段を見下ろしながら
4 オベリスクをたどって
5 バロックの噴水
6 即興詩人の広場
7 月下の迷路をさまよって
8 破壊されたルネッサンスの街路
9 S・P・Q・Rと異神たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

369
ローマは著者が留学生として過ごした思い出の地。したがって思い入れもひとしお。第1章の冒頭で「ローマは驚異と魅惑に満ちている」と語られるが、まさにこの言葉が最も相応しい街はローマをおいてほかにはないだろう。それはローマが古代と中世とルネサンスと近世、近代、現代がすべて同居する街だからである。そして、その意味でもローマ散策にカンピドッリオの丘から始めるのはいたって妥当。ただ、全体を通して思うのは、それぞれの地での博覧強記がやや過剰なこと。そして読者のためのローマ案内ではなく、これが著者自身の確認禄であること。2021/09/22

micamidica

8
ローマで暮らしたこともある河島英昭氏が、頭のなかで20ヶ月かけてローマを歩き回った、その記録。読みながらローマの街路や教会の記憶が湧き上がってくるので時間をかけて読み終えました。かつての教皇、シクストゥス5世の都市計画のことなどほとんど知らなかったし、テルミニ駅のある場所にかつては何があったのかも、考えたことすらありませんでした。また次にローマに行くときは違う想いを抱えながら歩くことになりそうです。2019/05/21

chang_ume

6
主たる内容は、教皇シクストゥス5世による16世紀末の都市改造。オベリスク・噴水の再整備さらに聖堂・広場を結ぶ新道路建設によって、ローマは巡礼者に向けたバロック都市へと転生していく。この経過が描かれるなかで、未完のオベリスクをも幻視する著者の視線が読みどころかなあと。著者自身の生活史を通じて、文学者・旅行者・住民のさまざまな次元から、ローマの街並みや都市形成が読み解かれますが、いささか物足りない(そして図版と本文の照合にかなりの難点)。スノッブなロマン主義志向もよいですが…。正直なところ迂遠な留学自慢とも。2019/08/05

takao

3
ふむ2023/12/21

ik

2
歴史的に非常に幅広いローマを秩序立てて紹介してくれているのでローマを歩くとても良い指標になる。筆者の目を通した実際の経験に即して語られているため非常に親しみやすく楽しめた2012/11/17

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