出版社内容情報
「お互い,本気で勝負しなければダメ」-いよいよ辻説法は佳境に.父の手紙や母の遺言,さらには妻・娘の座談会など,著者の素顔もまじえつつ,これからの親子を語りだす.智恵の言葉に満ちた紙上バラエティ! (人間関係タテ編)
内容説明
「お互い本気で勝負しなければダメ」―親は子ときちんと向かい合おう、伝えるべきはちゃんと伝えよう。父の手紙や母の遺言、さらには妻・娘の座談会など、著者自身の素顔をまじえつつ展開する紙上バラエティ!いよいよ六輔辻説法は佳境に。同時刊行の『夫と妻』とあわせ、人間関係のタテヨコを智恵の言葉で縦横に語り出す。
目次
1 見つめる―「父親にさせていただいたのだ」
2 聞きとる―「子の恩というものもあります」
3 語り出す―「いつでもどこでも辻説法」
4 読み直す―「手紙を書くのが好きでした」
5 話し合う―「本気で勝負しなくちゃダメ」
6 記憶する―「菜の花や父の隣で眠る母」
著者等紹介
永六輔[エイロクスケ]
1933年、東京浅草に生まれる。本名、永孝雄。早稲田大学文学部在学中より、ラジオ番組や始まったばかりのテレビ番組の構成にかかわる。放送作家、作詞家、司会者、語り手、歌手などとして、多方面に活躍
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感想・レビュー
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ok
2
笑って、頷いて、感心して、ぐっときて・・・。2013/10/24
ひろ
1
本棚から発見。子供ができて興味が出た。親になったのではない、親にさせていただいたのだ、というのが心に残った。2022/07/28
からくり
0
現代の家族問題に軽妙な語り口で斬り込んでいく。本書は20年以上前の家族問題ではあるが、昨今に通じる、いや増々深刻になっている問題だ。子どもは父母の苦労を見たことがないから、尊敬もできず親を見て教わることもない。親は家で社会での苦労を見せられないし、何も教えようとしない。また社会は急速に変わり、文化は寸断され、世代を超えて、いや世代間でも語り合うことすら難しい。親子間の教育がないから、その悪影響が社会に広がっていく。子どもと大人は理解しあえないが、それでも本気で向き合い、教育すべきと永は主張している。