岩波新書
太宰治

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004305606
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0293

出版社内容情報

波乱に富んだ人生を送った太宰治は没後50年を迎える.多くの,特に若い読者を引きつけ続けた作品群は,いま私たちに何を問いかけるのか.『女生徒』『斜陽』等の多様な〈語り〉の魅力,『お伽草紙』『人間失格』などに響く人間賛歌を,誠実な〈読み〉から導き,確かな構成力と洒脱な精神を併せ持った作家・太宰の姿を,時代を追って描く.

内容説明

波乱に富んだ人生を送った太宰治は没後五十年を迎える。多くの、特に若い読者を引きつけ続けた作品群は、いま私たちに何を問いかけるのか。『女生徒』『斜陽』等の多様な「語り」の魅力、『お伽草紙』『人間失格』などに響く人間賛歌を、誠実な「読み」から導き、確かな構成力と洒脱な精神を併せ持った作家・太宰の姿を、時代を追って描く。

目次

序章 いま太宰を読むこととは
第1章 作家・太宰治の誕生まで
第2章 生きて行くために、書く
第3章 「美談」の造形
第4章 動く「私」
第5章 戦時下の自在
第6章 元気な女たちと「父」
第7章 さらなる人間悲喜劇へ