岩波新書<br> 韓国言語風景―揺らぐ文化・変わる社会

  • ポイントキャンペーン

岩波新書
韓国言語風景―揺らぐ文化・変わる社会

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304388
  • NDC分類 829.1
  • Cコード C0287

出版社内容情報

経済成長のなか,韓国の人々の価値観が急速に多様化している.時代の潮流と伝統とのせめぎあいが,ことばの宇宙にどう映しだされているのか.最新データを駆使し,ことわざや流行語,詩,身体表現,敬語などを手がかりに,NHKハングル講座の講師としても知られる著者が,日本語との意外な遠近を示しつつ,楽しく多角的に解き明かす.

内容説明

いま、急速に多様化する、韓国の人びとの価値観。激変する社会と伝統とのせめぎあいを、ことばの宇宙が映しだす。ことわざ、詩歌、流行語、そして敬語に身体表現…。ふと、日韓の意外な遠近も浮かびあがる。NHKハングル講座の講師としても知られる著者が、楽しく多角的に、解き明かす。

目次

第1章 日韓文化の遠近
第2章 女性が変わる、儒教が変わる
第3章 身体と自然のまじわり
第4章 詩が映す現代社会
第5章 ことばがたどってきた道
終章 異文化理解のゆくえ―むすびに代えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二人娘の父

6
1996年発刊。ということは今から26年前。当時の日韓の文化交流は、今とは比較にならないほど細いものだったと記憶している。そもそも私の記憶に韓国での出来事は出てこない。そんな時代から大学でハングルを教えていた方のエッセイ風の書。読みやすいし、知らなかったこともたくさん出てくるので最後まで興味を失うことなく読むことができる。感じたのは当事者にとっては、儒教文化の変化(前向きなものも含む)は「揺らぎ」と感じるのだな、という点。この時代から20年後の世界を、著者がどう見ているのかが気になる。2022/04/01

長押新

1
1996年に書かれている。この風景から更に変化しただろうな。言葉の辿って来た道や、日韓の言語表現の遠近など非常に分かりやすく書かれている。韓国的な風習について面白く書かれる一方で、言語について言及が短いと感じた。色彩の表現には関心を抱いた。2012/01/11

しんこい

1
顔や目、色の表現などの比較を見ると、日本語とどこか根っこで共通しているな、と思う。妻が夫を呼ぶ時使うという、自分、という言い方は気になりました。2010/05/01

910

0
学校の課題のために読んだ本。 金田一春彦さんの「日本語」など、そういう日本語に関する本を読んでおいた方が楽しめるだろう。 韓国語のもっと基本から知りたいと思った。2014/01/21

simi

0
著者は女性。言葉も女性のが上達が早いような感じ。2013/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/255
  • ご注意事項