岩波新書
韓国併合

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303886
  • NDC分類 210.68
  • Cコード C0221

出版社内容情報

一九一○年,日本は韓国を「併合」する.明治維新以来,朝鮮をみずからの権益圏にとりこむことを国策としてきた近代日本は,列強との利害調整をくりかえしつつ,日清・日露戦争をへて併合を強行した.朝鮮国家と民衆の抵抗を排除しつつおしすすめた植民地化の全過程はどのようなものであったか.戦後五十年を考えるためにも必読の書.

内容説明

江華島事件を口実に朝鮮の開国に成功した日本は、清国との角逐や欧米列強との利害調整をくり返しつつ、日清・日露戦争をへて、一九一〇年、韓国を「併合」する。それは同時に、朝鮮政府・人民の粘り強い抵抗を排除する過程であり、苛酷な弾圧の歴史でもあった。朝鮮植民地化の全過程を、最新の研究成果にもとづいて叙述する待望の通史。

目次

第1章 朝鮮の開国
第2章 「軍乱」とクーデター
第3章 日清戦争前夜
第4章 日露戦争下の韓国侵略
第5章 保護国化をめぐる葛藤
第6章 韓国併合への道

著者等紹介

海野福寿[ウンノフクジュ]
1931年東京に生まれる。1961年東京大学大学院(農業経済学)博士課程修了。専攻は日本近代史、近代日朝関係史。現在、明治大学文学部教授
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