出版社内容情報
子どもを取り巻く環境から,ますます自然が失われつつある現代,ヒトの子育てもさまざまの新しい問題に直面している.人類学の立場から,サルの社会とも比較しつつ,自力で生きる能力の衰退,家族の変容など現在の状況をふまえて,人間の発達にとって自然の果す役割と,これからの教育はどうあるべきかを考える.
内容説明
子どもを取り巻く環境から、ますます自然が失われつつある現代、ヒトの子育てもさまざまの新しい問題に直面している。人類学の立場から、サルの社会とも比較しつつ、自力で生きる能力の衰退、家族の変容など現在の状況をふまえて、人間の発達にとって自然の果す役割と、これからの教育はどうあるべきかを考える。
目次
1 内なる自然(人間はどこへ行くのか;サルからヒトへ;未熟からの出発)
2 発達と母子関係(霊長類の子どもたち;愛情としつけ;あそびと社会性)
3 学ぶ・教える・育てる(行動の進化;学習と個性;知の楽しさ;からだで覚える)
4 家族とは何か(家族の誕生;インセストタブー)
5 文化と自然(若者が文化を創造する;自然に親しむ)
著者等紹介
河合雅雄[カワイマサオ]
1924年兵庫県に生まれる。1952年京都大学理学部卒業。専攻は生態学・人類学。現在、京都大学名誉教授・兵庫県立人と自然の博物館館長・日本福祉大学客員教授。著書に『少年動物誌』(福音館書店)(野田児童文芸賞推奨作品賞)、『人間の由来(上・下)』(小学館、毎日出版文化賞)、『小さな博物誌』(筑摩書房、産経児童出版文化賞)ほか
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