出版社内容情報
今日,膨大な量の個人情報が,国,自治体,銀行,信販会社などに蓄積されている.これをいかに保護すべきか.本書は自己の情報をコントロールする権利としてのプライバシー権の展開を踏まえ,個人情報の売買,ブラック情報の誤記載などの問題を論ずる.欧米各国の立法の実情を紹介しつつ,わが国のプライバシー保護立法の方向を探る.
内容説明
今日、膨大な量の個人情報が、国、自治体、銀行、信販会社などに蓄積されている。これをいかに保護すべきか。本書は自己の情報をコントロールする権利としてのプライバシー権の展開を踏まえ、個人情報の売買、ブラック情報の誤記載などの問題を論ずる。欧米各国の立法の実情を紹介しつつ、わが国のプライバシー保護立法の方向を探る。
目次
1 プライバシーをめぐる問題状況(プライバシー侵害意識の稀薄性;プライバシー侵害基準の欠如)
2 プライバジーと個人情報(アメリカのプライバシー論と世界の立法:日本のプライバシー論と概念の整理)
3 個人情報保護の国際水準(OECDのプライバシー保護勧告;CEの個人保護条約と勧告)
4 公的部門の個人情報保護(国の個人情報保護への取組み;地方公共団体の個人情報保護策と個別領域)
5 民間部門の個人情報保護(個人情報の保有状況と保護基準;個人信用情報機関;金融機関等;データベース;ダイレクト・マーケティング;マスメディア)
6 高度情報化社会の進展と個人情報保護