出版社内容情報
万有引力の法則の発見者，ニュートンの名はだれでも知っている．だが，彼の八四年にわたる波瀾に満ちた生涯の全貌は意外に知られていない．厖大なニュートン研究の成果や新資料をもとに，その科学的業績だけではなく，同時代の科学者たちとの人間関係，造幣局長官，王立協会会長としての活動など，知られざる全体像を描く．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/04/07
yo_c1973111
1
ニュートンの伝記だ。そのつもりで買ったので間違いはないが。本書は初版が1979年と結構古い。現代では更新された情報があるのだろうか。なぜリンゴが自由落下する現象を見て重力の法則解明に行き着いたのか、詳細を知りたかったのだが、ここでは明らかにならず。当時ペストの流行で行動が制限されたことなどが後の光学論、微積分法などの基礎を熟考する機会に結びついたらしい。環境がひとに及ぼす影響は、結局はそのひと次第、ともいえるかも。2020/10/02
