岩波文庫<br> プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 〈下〉

岩波文庫
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003420942
  • NDC分類 331.5

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

10
カルヴィニズムによって教会組織の与える典礼主義は葬られた。「現世を魔術から解放するという宗教史上のあの偉大な過程、すなわち古代ユダヤの預言者とともにはじまり、ギリシャの科学的思惟と結合しつつ、救いのためのあらゆる呪術的方法を迷信とし邪悪として排斥したあの魔術からの解放の過程は、ここに完結をみたのである(p.27)」じぶんが来世で再生する人間であるか否かは罪の赦しによって左右されない。あらかじめ預定されている。これは非常に厳しい覚悟といえる。そして私が撰ばれた者であるかを示す標識が緊急に望まれることになる。2021/12/21

壱萬弐仟縁

1
上巻に続いて、時間。「時間の浪費 (傍点) がなかでも第一の、原理的にもっとも重い罪なのである。人生の時間は、自分の召命を『確実にする』ためには、限りなく短くかつ貴重である」(p.169)。禁欲というときに、正規職員は時間貧乏。非正規の私は、時間が豊か。現代のワークライフバランスの先駆けともとれる内容かもしれない。2012/10/28

壱萬弐仟縁

0
上巻に続いて、時間。「時間の浪費 (傍点) がなかでも第一の、原理的にもっとも重い罪なのである。人生の時間は、自分の召命を『確実にする』ためには、限りなく短くかつ貴重である」(p.169)。禁欲というときに、正規職員は時間貧乏。非正規の私は、時間が豊か。現代のワークライフバランスの先駆けともとれる内容かもしれない。2012/04/15

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