出版社内容情報
本書はパリを訪れたペルシア人が夢多い故郷ととり交わした手紙という形で,ルイ14世時代の風俗と政治とを批判したモンテスキュー(1689‐1755)の小説であって,ハレムの夢と架空の法則とを織りまぜて当時の歪んだフランス社会を大胆に諷刺したもの.「千一夜物語」にも似た近東趣味のつきない面白さは,当時のベストセラーの名をほしいままにした.
本書はパリを訪れたペルシア人が夢多い故郷ととり交わした手紙という形で,ルイ14世時代の風俗と政治とを批判したモンテスキュー(1689‐1755)の小説であって,ハレムの夢と架空の法則とを織りまぜて当時の歪んだフランス社会を大胆に諷刺したもの.「千一夜物語」にも似た近東趣味のつきない面白さは,当時のベストセラーの名をほしいままにした.