岩波文庫リクエスト復刊<br> 旧約聖書サムエル記

岩波文庫リクエスト復刊
旧約聖書サムエル記

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  • サイズ 文庫判/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003380130
  • Cコード C0116

出版社内容情報

預言者サムエル,サウル王,ダビデ王の事蹟が詳しく記され,外敵に悩まされたイスラエル民族がサムエルの指導の下に結束してこれを征服し,エルサレムを首都ときめるまでを伝える.宗教経典として尊重されてきたものであるが,ここに描き出される古代イスラエル王国成立の歴史は,一般の読者の興味を大いにそそるであろう.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

38
予言者サムエルの誕生、サウルをイスラエルの王とする国の成立とサウルとダビデの確執、ダビデの治世が描かれます。解説に「同じ出来事に関する異なる伝承が目立つ」とありますが、それは確かに感じることで最初は少し読みにくく感じましたが、ペリシテ人等との戦いや血で血を洗う王国内部の争いなど、展開される壮大な物語を追ううちにエピソードの繰り返しなどは気にならなくなりました。何よりゴリアテに挑戦するダビデ、ダビデとヨナタンの友情、アブサロムを失うダビデの嘆きと有名なエピソードが多く、それらにはやはりとても魅了されました。2017/01/06

歩月るな

10
手元の本は94年のリクエスト復刊で出されていたもののようで、有名な話が入っているけれども『創世記』や『出エジプト記』のように新しく出たりはしていないっぽいのかな。反面この後の『ヨブ記』は新しいデザインの表紙になっているしたくさん読まれているようだ。「サウル王国は宗教的基礎の上に立つ募兵制度による王国であったが、ダビデ王国は世俗的軍隊たる傭兵制度の上に建てられ、諸外国を征服して一の領土的国家となったのである。(解説)」と言う違いに目を向けて見ると啓けるかも。ダビデは世俗的。一度試しに文語訳の方に行こうかな。2018/07/13

ゆうきなかもと

9
違う本で読んだが、一応登録。 スケールの大きい大河ドラマ級の物語として楽しめた。 また、神の論理が人知の及ばないものであることもよく分かった。2015/12/24

刳森伸一

4
聖典に対していうのもなんだけど、非常に面白い。神の寵愛を受ける者がサウルからダビデに移るところが最も印象深いかな。2015/10/18

Tonex

2
註釈と解説のみ目を通す。サムエル記の本文は旧約聖書の中でエゼキエル書と共に一番壊れて居るらしい。よく読むと話が一貫せず、相互に矛盾する点が多々あり、同じ出来事に関する異なる伝承が目立つとのこと。2013/08/08

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