岩波文庫
謀叛論 他六篇・日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 130p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003101575
  • NDC分類 210.68
  • Cコード C0195

出版社内容情報

明治四四年一月,大逆事件被告幸徳秋水ら十二名が処刑された.その一週間後,蘆花は招かれて一高の演壇にたち,死刑に処した政府当局を弾劾,精神の「自立自信,自化自発」を高らかに鼓吹する.その講演のほかに,これと密接に関連する「死刑廃すべし」等六篇,また兄蘇峰との確執が窺われる日記を併収. (解説 中野好夫)

内容説明

大逆事件被告の大量処刑の八日後に、抗議の声を上げた蘆花。死刑廃止の信念を説く関連諸篇と、大正三年五・六月の日記抄を付す。

目次

天皇陛下に願ひ奉る
謀叛論(草稿)
眼を開け(要旨速記)
勝利の悲哀
死刑廃すべし
難波大助の処分について
死刑廃止
日記 大正三年五月―六月