出版社内容情報
不治に近い難病を「笑って」治したジャーナリストが，自らの体験を記すと共に，人間の自然治癒力の驚くべき可能性を取材する．創造力と長寿，プラシーボ効果，痛みの効用など心とからだの微妙な関係に着目し，全人医療のあり方を問う．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん１００７
21
人間の持つ不思議さ。病は気からとは、よく言ったものだと思う。免疫細胞を活性化させるには・・・だけでなく、リフレッシュや、身体的なエネルギーまで、本当に「笑い」の持つ力は偉大なものだと再認識。しかし、６年半前にも一度読んでいたのだが、その時は、どうやってこの本にたどり着いたんだろうか・・。2016/03/21
Gotoran
15
専門医から回復の見込みは五百万分の一と宣告された難病（膠原病）を、笑いとﾋﾞﾀﾐﾝＣの大量投与で治したｼﾞｬｰﾅﾘｽﾄの著者が、自らの闘病体験記を記すとともに、（生への意欲からくる）人の自然治癒力の素晴らしさ・可能性を取材を通して例証。 非常に興味深かった。【笑い→ｽﾄﾚｽの緩和→免疫系のﾊﾞﾗﾝｽの回復→自然治癒力の向上・活性化：笑い（こころ）と治癒力（からだ）】巻末で、訳者は云う、『彼（ﾉｰﾏﾝ･ｶｽﾞﾝｽﾞ）がすすめているのは、ﾋﾞﾀﾐﾝＣではなくて、人間の「生への意欲」である。生きるかぎり、↓2012/09/30
ひじり☆
5
病は気から…って科学的に証明できるんですね。2019/02/23
depo
2
積読本。日本でも、治療の一環として、癌患者を大阪のヨシモトに連れて行き、笑わせると言うようなことが行われていることも、この本の影響かと思う。2021/12/22
のぞみ
1
一つ前に読んだ本の中で引用されていた本です。「病は気から」ではありませんが、患者の情緒的な反応がいかに治療に影響を及ぼすかについて解説されています。一方で、情緒的側面のみを強調し、医学の功績を軽視するような主張をするつもりはないという著者の姿勢に非常に好感が持てる一冊でした。2012/04/08
