出版社内容情報
インドでは牛を食べない.イスラム教徒は豚を食わない.ダイエット大好きアメリカ人も馬は食べない.何を食べ,何を食べないかという食習慣の謎を異端の人類学者が社会の食物生産システムから見事に解明する驚異の一巻.
内容説明
人間が何を食べ、何を食べないかという問題は、文化の気まぐれや歴史の偶然なのだろうか。人類学・経済学・歴史学・医学・生物学・栄養学などの膨大な知見と楽しいエピソードを披瀝しながら、異端の人類学者ハリスは、食物生産システムを考察して食と文化の謎をあざやかに解明する。
目次
プロローグ 食べ物の謎
第1章 肉がほしい
第2章 牛は神様
第3章 おぞましき豚
第4章 馬は乗るものか、食べるものか
第5章 牛肉出世物語
第6章 ミルク・ゴクゴク派と飲むとゴロゴロ派
第7章 昆虫栄養学
第8章 ペットに食欲を感じるとき
第9章 人肉食の原価計算
エピローグ 最後の謎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすみ
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文化によって食べるもの・食べないものの違いがあるのはなぜなのか。この興味深い謎をわかりやすく説明している。ところどころ分かりにくい箇所もあったが、全体的に平易な言葉で書いてあり読みやすかった。2011/02/15
samandabadra
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原題はGood to eatであるが 日本語の題名は、練ったとも安易とも取れる題名 とまれ、内容とかけ離れているわけではないこの本を読み終わるまでには一ヶ月近くかかっている 別に読みづらかったわけではなく 自分には情報豊富な本だったため じっくり読んでしまったことも原因である。 とまれ、一章、一章、勉強になることが多い。 自分なりの理解で章の内容を簡単にまとめると なぜ人間は肉を欲するのか(第一章) なぜインドでは牛を食べないのか(第二章) なぜイスラム教徒は豚を食べないのか(第三章) 2009/03/15