同時代ライブラリー<br> 男流歌人列伝

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同時代ライブラリー
男流歌人列伝

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  • サイズ B40判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784002601670
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0323

出版社内容情報

男たちはいかに愛を歌い,日本の近代を生きぬいてきたのか――鉄幹,子規,牧水,白秋,啄木ら15人の男性歌人の秀歌を論じつつ,それぞれの女性観,恋愛観を追求した現代女流短歌の第一人者によるはじめての評伝.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

63
与謝野鉄幹,佐佐木信綱、正岡子規,伊藤左千夫、長塚節、若山牧水,前田夕暮、太田水穂、島木赤彦、石川啄木、北原白秋、木下利玄、会津八一、釈迢空、斉藤茂吉。殆ど今昔秀歌百撰に登場する歌人。近代の歌人といえばこの人達なんだ。マダム1992年7月から1993年9月連載に加筆。あとがき「近代の巨星であるうたの彦星たちの仕事は、私ごときが物干し竿を天空に向け、いくら懸命に振り回してみても、とても届くような簡単な代物ではなかった。」この謙遜の仕方覚えておこう。2013/11/01

S.Mori

5
有名な男性の歌人の生涯の記述と代表作が収録された本です。歌人の妻たちにも多くの筆が割かれている特長があります。例えば前田夕暮の章ではこの歌人と同等の才能を持った妻のことが描かれます。夫を支えるために歌壇の表舞台に立つことがなかった妻繁子の胸中を探る道浦さんの筆致は、同性としての労わりが感じられました。2019/07/15

うえ

5
「幼い日の迢空には、大和和泉に里子として預けられた期間があり、後々、そうした日を回想して「乳母をいたむ」と題する短歌をつくったりもしている…迢空の額にはかなり目立つ青痣があり、それが為に自分は人から疎まれるのだと必要以上に思い込んでいた節もある…加えるに、彼が生まれ育った木津という地ー大阪の西南の隅に位置するその地は…都会のはずれ、一種、場末といった印象の残る土地柄であり、「木津や難波の…」と、あの近くに行くと人買いにさらわれてしまう。そう、はやし唄にうたわれ、近隣の住民から恐れられるような地でもあった」2018/11/13

夏野菜

4
全共闘世代を代表する歌人の男流歌人論。鉄幹、子規、牧水、啄木、茂吉など近代短歌史上に燦然と輝く歌人の評伝。ほんにんのエピソードも収録されているが、その妻や恋人のかなりのページを割いている。短歌を作る上で恋愛体験は非常に意味を持つ。2013/11/18

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