出版社内容情報
晩年の鈴木大拙に自伝的談話を筆記するという好機を与えられた直弟子による伝記.誕生から学習院教授時代までの半生を,貴重な直話資料をベースに描き,その思想と真実に迫る.鈴木禅学への格好の入門書.秋月宛書簡収録.
内容説明
晩年の鈴木大拙に自伝的談話を筆記するという好機を与えられた直弟子による伝記。「世界の禅者」は、どのように生き、如何にして成ったのか。誕生から学習院教授時代までの半生を、貴重な直話資料、さまざまな文献をふまえながら描破し、その思想と真実に迫る。鈴木禅学への格好の入門書。秋月宛書簡を併載。
目次
第1部 鈴木大拙の生涯―鈴木禅学の成立のころまで(百万石の城下に生まれる;父・天山鈴木柔氏のこと;母・鈴木増女のこと;石川県専門学校;四高を中退して小学教師に;早稲田から東大選科へ;最初の参禅に失敗する;鎌倉円覚寺に参禅;至誠の人・今北洪川;恩師・釈宗演;渡米するまで;見性〈ひじ、外に曲らず〉;ラサールの十年;白人の参禅の嚆矢;ビアトリス夫人のこと;帰国、学習院教授となる;学習院の十年;鈴木禅学の成立)
第2部 鈴木大拙の書簡―鈴木大拙から秋月龍〓へ