同時代ライブラリー<br> 修羅の画家―評伝阿部合成

同時代ライブラリー
修羅の画家―評伝阿部合成

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784002600413
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0371

出版社内容情報

若くして才能を謳われたが反戦画家の烙印を押され,以後画壇から孤立しながらも独自な画境を追求した太宰治の親友だった阿部合成.戦中戦後の日本社会の矛盾と苦闘しつづけた生涯と,芸術精神の真実に迫る書下し評伝.

内容説明

若くして才能を謳われたが反戦画家の烙印を押され、以後画壇から孤立しながらも独自な画境を追求した阿部合成―。親友太宰治との出会い、シベリア抑留体験、無頼派的な生と恋の苦悩、メキシコでの飛躍、そして早すぎた死…。戦中戦後の日本社会の矛盾と苦闘しつづけた生涯と、芸術精神の真実に迫る待望の評伝。書下し作品。

目次

第1章 長い仕切り直し
第2章 サーカスとヴァーミリオン
第3章 芸術と実生活
第4章 故郷と生いたち
第5章 京都の青春
第6章 民衆画家としての研鑚
第7章 〈見送る人々〉の波紋
第8章 「反戦画家」の烙印
第9章 死の国からの生還者
第10章 息づまる修羅の季節
第11章 山賊料理と崖下の家
第12章 再起への道のり
第13章 アメリカ大陸ひとり旅
第14章 メキシコでの個展実現まで
第15章 生涯の第2のピーク
第16章 再婚からメキシコ再訪まで
第17章 太宰の碑、晩年と死

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tu-ta

0
針生さんにしては、とても読みやすい本だと思う。小説みたいだった2010/06/19

寛理

0
☆☆ 中井宗太郎に師事し日本画を学びながらも反天皇の左翼であった阿部は、メキシコに行ったりして民衆画家として、普遍的な芸術を作ろうとした人。しかし俺はさほどすぐれた作品だとは思わない。この本の針生は「評伝」といいながら批評的なことはあまり言わず、戦後日本の資本主義への反発は読み取れるものの、おおむね事実だけを並べていて退屈である。針生にとってもそこまで関心のある画家ではなかったのではないだろうか。太宰治との関係などはちょっと面白かった。2019/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/605330
  • ご注意事項

最近チェックした商品