あなたはどこで死にたいですか?―認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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あなたはどこで死にたいですか?―認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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  • サイズ 46判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000615501
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報

85歳を過ぎると4割、90歳を過ぎると6割の人が認知症になると言われます。住みなれた我が家で死にたいと願う人が多いけれど、超高齢社会を生きる私たちは、認知症になることを前提にどこで最期を迎えるかを見定めなくてはなりません。そのために必要なサービス、かかるお金、そして介護保険制度の限界と今後を考えます。

内容説明

八五歳を過ぎると四割、九〇歳を過ぎると六割の人が認知症になると言われます。超高齢社会を生きる私たちは、認知症になることを前提に、どこでなら安心して最期を迎えられるのかを見極めなくてはなりません。そのために必要なサービス、リアルな介護費用、そして介護保険制度の限界と福祉の今後を考えます。

目次

第1章 認知症のある人が“地域で生きて、地域で死ぬ”ということ(在宅介護サービスを受けて、一人で暮らすとは?;介護サービスを受けながら家族と暮らす、施設で暮らすとは? ほか)
第2章 “住み慣れた家で暮らし、死んでいく”を、どう支えるか(ひとくちに「認知症」と言っても、種類も症状もさまざま;小規模多機能型居宅介護は、在宅生活を支える“切り札”か? ほか)
第3章 認知症になっても、介護保険が使えない!(保険料を払っているのに、利用料が高くて介護サービスを使えない;介護保険は“黒字”なのに、サービスが抑制され続けている ほか)
第4章 住み慣れた家で最期まで暮らせない、今の制度とは(介護“保険”とは、そもそも介護“事故”に対応するものなのに;介護保険は介護のためで、医療のためではないはずだが ほか)
第5章 “年を取ること/死ぬこと”を肯定できる社会に(“ピンピンコロリ信仰”全盛の社会とは;“介護保険”ではなく、“介護制度”そのものを見直す時が来た ほか)

著者等紹介

小島美里[コジマミサト]
1952年長野県生まれ。1984年から12年間、新座市議会議員を務める。1990年頃、全身性障がい者の介助ボランティアグループを結成したのをきっかけに、1996年より医療法人社団堀ノ内病院在宅福祉部門として介護事業を開始。2003年NPO法人「暮らしネット・えん」設立。2009年毎日介護賞受賞。専門誌や新聞への寄稿。テレビ出演などを通じて介護の現場からの発信を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

63
【どんな最期であれ、人生の終わりが悲しく辛いものであっていいはずはない】住みなれた我が家で死にたいと願う人は、当然ながら多い。超高齢社会を生きる私たちは、認知症になることを前提に、どこで最期を迎えるかを見定めなくてはならない。そのために必要なサービスや金額、介護保険制度の限界と今後を、現場の実態に即して考えた書。<ままならない人生を誰もが懸命に生きてきたのですから、最期ぐらいは温かい気持ちで死にたい。安心できる場所で、清潔なシーツの上で、/死ぬ瞬間は一人でもいいけれど、せめて3日以内には発見されたい>。⇒2023/06/21

yumiha

43
「老人はカネとヒマがある」という某ツイッターの発言は、その方の御両親あるいはご親戚だけのことだろう。まだ元気で動ける健康寿命と平均寿命には、昔も今も約10年の差がある。ちゅうことはその10年間は、ヨロヨロ状態で介護保険に頼って生きなければならない。その介護保険が、いかにあてにならずお金が必要なものであるのかという現実を介護事業をされている著者が示してくれる本書。自宅であろうが施設であろうが、ビンボー人の私には尊厳なんてない老後。何より医療保険の補完にされてしまっている介護保険の現実が許せない。2023/04/06

ochatomo

10
著者はNPO法人を立ち上げて介護事業を行っている 介護保険は黒字であるがサービスが抑制されて在宅で必要な援助が行えないこと、膨らむ医療保険を補う役割となっているおかしさを挙げる すべての人が必要なサービスを利用できる社会を目指し、井手英策さんが唱えるベーシック・サービス論が紹介されて興味深かった 2022刊2024/02/22

meg

9
Twitterでなんとなく興味を持ってなんとなく読み始めた自分が甘かった…。介護と医療ってそんなにパキッと線を引けるものなのだろうか?分けなきゃいけないのは分かるんやけど。ヨボヨボ年老いて自分のことが自分でできなくなったときに医療の網目にも介護の網目にも引っ掛かることができず、人間らしい暮らしを送れない可能性が高いという現実を突きつけられた。その隙間を埋めるのは誰の仕事なのか?(そういえばオランダのベーシックインカム導入後ってどうやったんやろ?)とりあえず選挙は行きましょう。最低限の権利を行使しましょう。2023/01/19

emiko

8
認知症になっても介護保険がつかえない! ってどういうことなの?から始まって、微妙な年齢でありながら当事者ではないと介護保険については興味がなく、知ろうとも思わなかった。月額にすると結構高額である介護保険料。この作者によって介護保険のカラクリが少しだけわかったというより、そんなことになっているのか?とやっと気づいた感じである。「国は、介護サービスは大手事業者に集約して利益を上げさせ、その他の細々とした困り事は、地域のボランティアにお金をかけずにまる投げすればいい、と考えているようです」余りにも意味深である。2023/07/28

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