岩波科学ライブラリー<br> ことばと算数―その間違いにはワケがある

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岩波科学ライブラリー
ことばと算数―その間違いにはワケがある

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  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000297127
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C0381

出版社内容情報

「かける数とかけられる数、どっちがどっち?」「マイナスのマイナスは…とってもマイナス?」──混乱するのは子どもだけとは限らない。ことばのしくみに原因があることも。『ちいさい言語学者の冒険』で子どもの言語習得の旅を案内した言語学者が、小学生の宿題やテストの間違いを通して、意外に深いことばと算数の関係にせまる。

内容説明

「正三角形は二等辺三角形に入るんですか?」「かける数とかけられる数、どっちがどっち?」「マイナスのマイナスは、とってもマイナス?」算数を前にして混乱するのは子供だけとは限らない。そしてその鍵を、ことばのしくみに見つけることもできるのだ。『ちいさい言語学者の冒険』で子供の言語習得の旅を案内した言語学者が、小学生の宿題やテストの間違いを通して、意外に深いことばと算数の関係にせまる。

目次

第1章 カッコつけるのやめたら
第2章 どっちから見る?
第3章 正三角形は二等辺三角形に入るんですか問題
第4章 1+1って言ってみて!
第5章 かける数とかけられる数は同じだった?
第6章 マイナスを引くと…とってもマイナス?
第7章 ジブンデ。ミツケル。

著者等紹介

広瀬友紀[ヒロセユキ]
大阪府出身。ニューヨーク市立大学にて言語学博士号(Ph.D.in Linguistics)を取得。電気通信大学を経て現在、東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻教授。専門分野は心理言語学・特にヒトの言語処理。近年は言語発達過程の子供が獲得途中の知識をどのように運用するのか、という問題にも強い関心を寄せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なま

11
★4 つまずきエリートの息子さんの算数誤解答を著者が心理言語学者として分析。数式と言語構造や階層的な違いと共通点を明確にする。「嵐の櫻井と相葉の結婚」のニュースは『(b+c)a=(櫻井+相葉)結婚=櫻井結婚+相葉結婚』の意が「櫻井君と相葉君がつきあってた?!」と解釈がされたのは「結婚」が相互動詞だからとか、ポール・グライスの「会話の公理」等を使用して曖昧な表現や意図されている意味を解明していく。説明がくどく、断定出来ないのでは?という部分もあるが、会話に誤解や解釈の違いが生まれる背景を垣間見る事が出来る。2023/01/02

スイ

11
『ちいさい言語学者の冒険』の著者さんと息子さんが、今度は算数と言葉の冒険へ! 私自身も子どもの頃に算数で、何か納得いかない、違和感がある、ととにかくそういうものだと覚えてしまうのだと自分に言い聞かせてやり過ごしたことが満載で、頷きながら読んだ。 算数、言葉、二つを併せて、のどれもわかりやすくて面白い。 筆算のミスとそのユーモラスな分類名には笑ってしまったけど、ただ間違いだと突き返すだけじゃなく、なぜこう考えたのかを大人が真面目に検討することは、その子だけじゃなく大人にも意味のあること。2022/09/09

ぽけっとももんが

9
算数と言語には、結構な共通点がある。「迷子になった選手の愛犬」は、迷子になったのは選手か愛犬か。計算式で括弧をどこにつけるかで答えが違うのと同様。算数が苦手なご子息の間違いから研究が進むのだからすごいなぁ、わたし怒り散らかしてましたよ、反省。数学は苦手だけど算数のくりあがりやくりさがりはなんともなかったので(嫌いだけど理屈はわかる)、いろんな試行錯誤があり分類までされているほどだとは知らなかった。今なら宿題のドリルに付き合えるかなぁ、だめかもしれないなぁ。2022/12/25

joyjoy

9
子どもの間違い、そのワケが見えてくると面白い。自分も「くらべられる数」と「くらべる数」で、くらべる数のほうが大きいときに、どっちで割るんだっけ?と、今でも混乱することが。マイナスのマイナス、いざ説明しようとすると大変。子どもにこづかい帳のつけ方を教えたときもそうだった。「お金が戻ってきたときは~~費マイナス〇〇円って書くんだよ」で、書いたあとの差引に戸惑うんだけど、「戻ってきて〇〇円増えたんだよね」。計算ミスや不明金で苦労したこづかい帳も、マイナスのマイナスがプラスになることを学ぶ機会にはなってたかな。2022/12/17

ジーフー

4
よくSNSなどで、確信犯ではなく真剣に答えた子供の誤答が紹介されて笑いをとっていることがある。けれど、採点したら不正解パターンの背景にこそ豊かな思考や直感の世界が広がっている。(こともある)。ちんぷんかんぷんなのは子供の誤答ではなく、自分の子供の認知の理解の方ではないか。間違った子に闇雲に大量に問題を出すのではなく、どういう論理でそのような答えを書いたのか。なぜ、間違いを直せたのかをじっくり聞きたいと思った。2022/08/12

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