岩波科学ライブラリー<br> 星くずたちの記憶―銀河から太陽系への物語

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岩波科学ライブラリー
星くずたちの記憶―銀河から太陽系への物語

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  • サイズ B6判/ページ数 121p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000296526
  • NDC分類 440
  • Cコード C0344

出版社内容情報

「星くず」の中の鉱物に刻印された宇宙や太陽系の歴史を丁寧に読み解きながら、その雄大な旅路をめぐる。

内容説明

地球に飛来した隕石、彗星の塵、月の石、そして「はやぶさ」が持ち帰った小惑星のかけら…。地球上の鉱物が大地の歴史を伝えるように、「星くず」の中の鉱物には、宇宙や太陽系の過去が刻印されている。その“記憶”を丁寧に読み解きながら、星くずたちの壮大な旅路を紹介。「はやぶさ2」とともに、いざ、太陽系大航海時代へ!

目次

1 星くずが語る宇宙
2 鉱物の源、元素
3 銀河を旅する鉱物
4 太陽系のはじまり
5 十人十色の惑星たち
6 「はやぶさ2」が聴く声
7 星くずの物語はつづく

著者等紹介

橘省吾[タチバナショウゴ]
1973年生まれ。大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻修了(博士(理学))。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻助教などを経て、北海道大学大学院理学院自然史科学専攻准教授。専門は宇宙化学。宇宙や太陽系を再現した条件での化学反応実験を中心に、太陽系の初期化学進化、惑星の化学的多様性の解明をめざす研究をおこなっている。国際隕石学会ニーア賞、ゴールドシュミット会議ガストレクチャーシップなど受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

15
地球物理学の入門書。宇宙、太陽系、地球、生命等の歴史を、隕石や探査機からのリターン石から、実験で作った辞書をもとに解釈していく...という感じかな。で、宮沢賢治ですか...実は一冊も読んだ事がないのですが、いろいろと深い意味が隠されているようですねぇ...ただ、あの文体はちょっと苦手 (^^;;;2017/04/16

学生

7
1月28日(日曜日) 18:30~20:30 明石天文科学館 講演会 小惑星リュウグウの石が語り始めたこと2024/01/28

ペカソ・チャルマンチャイ

4
ごくわずかの試料でも、いろいろなことがわかるもんなのですね。こういった地道な研究によって、今まで知られていなかった事実が明らかになるわけで、感謝しなければならないな。2017/11/10

1484h

2
一般向けにやさしく書かれているにもかかわらず、比較的最近の研究成果まで含まれている良書。学生におススメしたい。 「僕はお前にカルシウムをわけてあげたんだよ」、「わけてもらったんじゃないよ。お前が熱い熱い、これ以上、カルシウムはいらないと言って、僕がもらってあげたんじゃないか」 …という宮沢賢治風輝石温度計の説明が秀逸すぎて気に入った。2016/10/02

takao

1
ふむ2021/04/17

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