ピリカチカッポ(美しい鳥)知里幸恵と『アイヌ神謡集』

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ピリカチカッポ(美しい鳥)知里幸恵と『アイヌ神謡集』

  • 石村 博子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 岩波書店(2022/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000245463
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記など未公開や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯を描く。

※「ピリカ チカッポ」に関して
Pirka chikap-po の「ポ」は小さいものを表す。鳥は「チカプ」なので、正確な意味は「美しい小鳥」であるが、『アイヌ神謡集』の第一話「梟の神の自ら歌った謡」のなかで、幸恵自身が「美しい鳥」と和訳しているので、これを採用した。

※アイヌ語の表記について
ユカラ、ウエペケレなど、現在は片仮名の小書きが使用されているが、引用文はその出典のままとした。

内容説明

「銀の滴降る降るまわりに金の滴降る降るまわりに」。一〇〇年前、ただ一冊の本『アイヌ神謡集』を残し、一九年余の短い生涯を閉じたアイヌの少女がいた。一度は忘れ去られた少女―知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。ノートや日記など多数の資料や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯、そして世紀を超えて甦り続けるアイヌの文化をめぐる格闘を描く。

目次

第1章 アイヌに生まれ、アイヌ語のなかに生いたった少女
第2章 成長する幸恵 三冊のノート、そして恋愛
第3章 東京でただ独りのアイヌの娘として 死までの一二九日間
第4章 『アイヌ神謡集』を探索する
第5章 復活し、成長を遂げる幸恵
最後に―終わらない物語と、終わらせなければならない物語

著者等紹介

石村博子[イシムラヒロコ]
1951年、北海道室蘭生まれ。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

76
出版社の内容案内によると、「「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記など未公開や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯を描く」というもの。2022/05/27

キムチ27

60
表紙がいい味。半世紀前、登別の観光木彫りで触れた時から心に棘の様に刺さっているアイヌの人々。Eテレで知里さんと神謡集を深く知り、読みたさが募った。神謡集はアイヌ古来の言の葉を集めた幸恵のノートが土台になっている。100年前、わずか19歳の少女が駆け抜けた短い時間はアイヌを読み知らしめるため「生の限りを書かねばならぬ」の焔であった。ふと同世代の金子みすゞを思い出し、宮沢賢治の妹も重なった。優れた血を受け継いだ幸恵が如何に言葉の天才であったか、金田一京助が惚れ込んだ下りが解り易い文で綴られている。番組では2022/09/24

ちえ

42
先月行った銀のしずく記念館。そこで、知里幸恵の書いた手紙やノートを見ていたこともあり、とても身近に感じながら読んだ。19歳で生まれ育った北海道から遠く離れた東京で亡くなった知里幸恵。自分たちの言葉をかかねばならない、という使命感、強い気持ちで走り抜けた彼女の思いや、孤独、娘らしい恋や家族、故郷への想いが溢れてくるようだった。目の前にいるような気持になる読書体験だった。カバーのこちらを見ている梟の前、胸を張ってやや上を向いている彼女の絵がいい。2022/11/30

真琴

18
100分de名著に合わせて読みました。(出版社紹介文より引用)→「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記など未公開や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯を描く。 ★★★★☆2022/09/07

みゃお

7
アイヌの神謡集と思いきや 一人の女性の人生がつづられていました。 アイヌでありながら、クリスチャンで環境からか属する所がない孤独な人という印象。 怒りとか恥とか申し訳なさとか、感情の嵐に見舞われた。 改めてアイヌの人々は、言葉と食と住居とを和人に奪われた。と。 2022/07/07

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