人文学と批評の使命―デモクラシーのために

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000234238
  • NDC分類 002
  • Cコード C0098

出版社内容情報

人文学的価値観はいかにデモクラシーに寄与しうるか。人文学教育の真の目的とはなにか。人文学再生にむけた、サイード最後のメッセージ

内容説明

人文学の危機が現代にもつ意味とはなにか。人文学的価値観はいかにデモクラシーに寄与しうるか。生涯をかけて人文主義者を体現したエドワード・サイード。他者の歴史と思想に反映する自己批判からこそ、正確な自己認識が生まれると説き、人文学の真の目的をここに論じる。人文学再生にむけたサイード最期のメッセージ。

目次

第1章 人文学の圏域
第2章 人文研究と実践の変わりゆく基盤
第3章 文献学への回帰
第4章 エーリッヒ・アウエルバッハ『ミメーシス』について
第5章 作家と知識人の公的役割

著者等紹介

クラインシュミット,ハラルド[クラインシュミット,ハラルド][Kleinschmidt,Harald]
1978年ゲッティンゲン大学、Dr.Phil.(歴史学)。1985年ゲッティンゲン大学ハビリタツィオーン(教授資格)。1985年シュトゥットガルト大学助教授。1989年筑波大学助教授。2000年筑波大学教授、東京大学特任教授

吉田脩[ヨシダオサム]
1998年英国国立エディンバラ大学法科大学院博士課程修了。Dr.Phil.(国際法学)。1999年日本学術振興会特別研究員(東京大学)。2000年筑波大学専任講師(社会科学系)。2003‐04年墺国ヴィーン大学法学部国際法・ヨーロッパ法研究所客員研究員。2005年筑波大学助教授(人文社会科学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

クラインシュミット,ハラルド[クラインシュミット,ハラルド][Kleinschmidt,Harald]
1978年ゲッティンゲン大学、Dr.Phil.(歴史学)。1985年ゲッティンゲン大学ハビリタツィオーン(教授資格)。1985年シュトゥットガルト大学助教授。1989年筑波大学助教授。2000年筑波大学教授、東京大学特任教授

吉田脩[ヨシダオサム]
1998年英国国立エディンバラ大学法科大学院博士課程修了。Dr.Phil.(国際法学)。1999年日本学術振興会特別研究員(東京大学)。2000年筑波大学専任講師(社会科学系)。2003‐04年墺国ヴィーン大学法学部国際法・ヨーロッパ法研究所客員研究員。2005年筑波大学助教授(人文社会科学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

クラインシュミット,ハラルド[クラインシュミット,ハラルド][Kleinschmidt,Harald]
1978年ゲッティンゲン大学、Dr.Phil.(歴史学)。1985年ゲッティンゲン大学ハビリタツィオーン(教授資格)。1985年シュトゥットガルト大学助教授。1989年筑波大学助教授。2000年筑波大学教授、東京大学特任教授

吉田脩[ヨシダオサム]
1998年英国国立エディンバラ大学法科大学院博士課程修了。Dr.Phil.(国際法学)。1999年日本学術振興会特別研究員(東京大学)。2000年筑波大学専任講師(社会科学系)。2003‐04年墺国ヴィーン大学法学部国際法・ヨーロッパ法研究所客員研究員。2005年筑波大学助教授(人文社会科学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

クラインシュミット,ハラルド[クラインシュミット,ハラルド][Kleinschmidt,Harald]
1978年ゲッティンゲン大学、Dr.Phil.(歴史学)。1985年ゲッティンゲン大学ハビリタツィオーン(教授資格)。1985年シュトゥットガルト大学助教授。1989年筑波大学助教授。2000年筑波大学教授、東京大学特任教授

吉田脩[ヨシダオサム]
1998年英国国立エディンバラ大学法科大学院博士課程修了。Dr.Phil.(国際法学)。1999年日本学術振興会特別研究員(東京大学)。2000年筑波大学専任講師(社会科学系)。2003‐04年墺国ヴィーン大学法学部国際法・ヨーロッパ法研究所客員研究員。2005年筑波大学助教授(人文社会科学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

サイード,エドワード・W.[サイード,エドワードW.][Said,Edward W.]
1935年エルサレム生まれ。1963年からアメリカ・コロンビア大学で教鞭をとり、1992年から同大学教授(英文学・比較文学)。2003年9月24日死去

村山敏勝[ムラヤマトシカツ]
1967年生まれ。成蹊大学文学部助教授

三宅敦子[ミヤケアツコ]
1969年生まれ。西南学院大学文学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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浅香山三郎

14
サイードの晩年の講演などをまとめたもの。2000年代はじめのものながら、20年近く経つた今こそ人文学と批評の役割を認識させられるのは、人文科学軽視の風潮がこのころより格段に強くなつてゐることも関係するのだらうと思ふ。とりわけ「作家と知識人の公的役割」(第5章)を折々に再読したいと思ふ。2020/10/16

じろ

0
「人道的」だとか「平和」という言葉が戦争のレトリックとして用いられる世界においての……2014/06/20

koillmatic

0
サイード最後の著。 人文科学存亡の危機の時代に、‘知識人’サイードのメッセージが響きまくる。教養主義と切って捨てればそれまで。しかし人類の将来を憂い、そこにおいて人文学が果たすべき役割を強調するサイード先生の言葉は重く、悲しく、美しいです。2010/05/18

てことこ

0
普通すぎるというか正しいというか、知識人。文献学論はちょっと面白い2009/06/16

抹茶ケーキ

0
「知識人の役割は、公的記憶、国家アイデンティティ、伝道の戦士たちが語るのとは異なる歴史の視点とオルタナティヴな形を提供することである」(174頁)。これだけ価値観が多様化し情報技術が発達した社会でこの役割を果たすことができるのは人文学と批評だけではないので、そのあたりが人文学と批評の権威低下につながっているだろうなと感じた。2018/01/07

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