国家論のクリティーク

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  • サイズ B6判/ページ数 332,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000228664
  • NDC分類 311
  • Cコード C0031

内容説明

現在、国家の退場が語られる一方で、私たちは「退場後」の政治秩序を明確には想像することができない。国家という概念と、それが過去一世紀に被った変化の検討を通して、これまでの国家をめぐる思考の陥穽を明らかにし、国家とその権威とを従来の政治的批判の呪縛から解き放つ。政治的なものに関する問いを再政治化する試み。

目次

第1章 批判の精神(国家概念の分析;政治的概念の分析 ほか)
第2章 生きている博物館の荷解き(国家とその二重性;国家と学問的同一性の探究 ほか)
第3章 国家概念の放逐(一元論の再構成;一元論批判の展開 ほか)
第4章 国家概念の再利用(多元主義の再構築;多元主義への反論 ほか)
第5章 国家概念の解消(近代性の再構築;国家の脱自然化 ほか)

著者等紹介

バーテルソン,イェンス[バーテルソン,イェンス][Bartelson,Jens]
コペンハーゲン大学政治学部教授、国際政治理論

小田川大典[オダガワダイスケ]
岡山大学大学院社会文化科学研究科教授、政治思想史

青木裕子[アオキユウコ]
武蔵野大学非常勤講師、社会思想史

乙部延剛[オトベノブタカ]
京都大学大学院法学研究科博士後期課程、政治理論

金山準[カナヤマジュン]
日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院総合文化研究科博士課程、政治思想史

五野井郁夫[ゴノイイクオ]
日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院総合文化研究科博士課程、国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

2
8-02 赤   国家という概念と、それが過去1世紀に被った変化の検討を通して、これまでの国家をめぐる思考の陥穽を明らかにし、国家とその権威とを従来の政治的批判の呪縛から解き放つ。政治的なものを再政治化する試み。 コペンハーゲン大学政治学部教授。国際政治理論。2006/11/10

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