出版社内容情報
『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』、そして最新作『岸の上のポニョ』までの12年間、超ヒット作を世に送り出しながら、宮崎駿監督は何を語ってきたのか。企画書、エッセイ、インタビュー、対談、講演、直筆の手紙など60余を一挙収録。
内容説明
『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』から最新作『崖の上のポニョ』まで―企画書、エッセイ、インタビュー、対談、講演、直筆の手紙など60本余を一挙収録。宮崎駿12年間にわたる思想の軌跡。
目次
『ものけ姫』(1997)(荒ぶる神々と人間の戦い―この映画のねらい;詩『もののけ姫』『アシタカ〓(せっ)記』『失われた民』『タタリ神』『犬神モロの君』『エボシ御前』『コダマ達』『ヤックル』『シシ神の森』 ほか)
『千と千尋の神隠し』(2001)(不思議の町の千尋―この映画のねらい;『千と千尋の神隠しイメージアルバム』のためのメモ ほか)
『ハウルの動く城』(2004)(ジブリのみなさんへ;「生まれてきてよかった」と言える映画を作りたい第六十二回ベネチア国際映画祭 記者懇談会にて ほか)
『崖の上のポニョ』(2008)(『崖の上のポニョ』について;久石譲さんへの音楽メモ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
23
もののけ姫で終わってて。2014/08/24
Uzundk
13
ジブリの映画を今でも繰り返し見て面白いと思うのはアニメーションの中に志があって、多くの情報によってくみ上げられた、薄っぺらでは無い手触りを持つ世界観がそこに流れているからだと思う。ナウシカの漫画もそしてこの本でさらにその感覚を強く持つようになった。高度な経済化とキレイな物に覆い隠されているが故に、自己の中に潜む人間としての業に戦きながらも、生きていけと語る。生きねば。2016/08/06
Roy
11
★★★★★ 「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」の作品論、インタビュー、対談。文化人類学的な要素もたくさん入っており、とても面白い。宮崎駿の視線て、とても遠い所を見てるのかと思いきや、距離ではなくて周囲180°を見回しているだけなんだと感じた。2008/10/21
くりこ
9
宮崎駿さんの映画作品ももちろん好きですが、彼の文章や発言にも興味をもっていました。いつも世の中に怒って、自分自身の矛盾にも怒って、それでも人間やこの世界を愛しているのだろうという感じがとても好きです。矛盾を抱えながら、最良と思われる道を考え、アタフタと生きていく姿、見習いたいです。2013/08/11
カザリ
9
クリエイターとして、まともなことを言っていると思う。ジブリファンじゃなくて、はやさんファンだということに気付いた。なんかね、ラピュタのセリフを覚えるくらいコンプリートするなら、他のことをやってほしいというはやさん、しごくまともだよね。2011/12/28