出版社内容情報
建武政権打倒から南北朝動乱を経て,武家政権として確立し,やがて衰退してゆく室町幕府の歴史を軸に,東アジアの変動や,所有・貨幣・流通などの経済的側面,一揆に象徴される社会編成の変容,宗教・文化など様々な切り口から室町時代を描きだす.
内容説明
南北朝期から応仁・文明の乱に至る室町幕府の盛衰を辿る。一揆と徳政、所有構造、貨幣・流通、宗教・文化などの切り口から中世後期の日本を描き出す。
目次
室町幕府論
東アジア世界の変動と日本
応仁・文明の乱
荘園制の展開と所有構造
一揆と徳政
中世後期の貨幣と流通
室町幕府と仏教
室町時代の文化