出版社内容情報
今日，情報化・国際化・高齢化といった社会の基本構造の変化のなかで，日本社会は過去には予想だにしえなかった問題を抱え，法的にも，これまでの枠組では十分に検討されえない多くの現象を発生させています．このような現実に対して何をなしうるのか，わが国の法学の現状を徹底的に見直しつつ，考察します．
目次
１ 都市の発展と法の発展（都市の発展と法の発展）
２ 都市基盤の整備と法（国土整備法制における計画間調整―地方分権型計画システムの探求；都市の構造転換と都市計画のあり方の変化；都市基盤整備にみるわが国近代法の限界―土地の公共性認識主体としての公衆の不在）
３ 都市における生活と法（都市における居住問題；都市の生活と福祉の保障―法律学の観点から；都市的紛争と法）
４ 都市行政と住民参加（都市における自由と共生―コミュニティ形成とその制度化；都市と自治体；都市住民の参加と自律）
