出版社内容情報
日々食べている物はどこから来ているのか.誰がつくっているのか.安ければいいのか-.主人公のユミとタカシは,エビやバナナのふるさとを旅をして,さまざまな問題を発見していく.輸入大国日本の今をマンガでわかりやすく描く.(解説=村井吉敏)
内容説明
日々の生活のなかで口にするあふれるような食品の向こうに、どんな人たちの暮らしが息づいているのか、どんな問題が起きているのか。本書では、バナナやエビの抱える問題を説明するのはなく、バナナやエビとの出会いを語ることに力点を置き、一房の緑色のバナナから始まって、少しずつ新しい事実の発見があり、人との出会いがあり、紆余曲折を経ながらいろんな事が見えてくる過程を漫画で描いた。
目次
第1話 バランゴンバナナ
第2話 ブラックタイガー
第3話 お茶会
著者等紹介
出雲公三[イズモコウゾウ]
1957年、愛媛県生まれ。82年~84年、手塚プロダクション勤務。現在、フリーのイラストレーター。東京在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高知
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久しぶりに再読。15年くらい前の本だけど、現状はあまり変わっていないのでは?とも思う。もちろん良くなったところもあろうが、スーパーなどの安くて大量の食料品を見るとね…。でもそれに流れる自分もいる。難しいところです。 あとがきに、自分の目で見て感じること、それが見えない世界の存在に気づき、想像力を育むことが述べられている。共感。2016/01/30
れみひ
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漫画なので非常に読みやすい。私たちの豊かな生活は、発展途上国の人々が支えてくれているお陰で成り立っているのだと痛感した。フィリピンやインドネシアの方々に足を向けて寝れない…2012/09/20