出版社内容情報
病院だけでなく,新聞広告やインターネットでも被験者を募集する,というように,ますます身近になってきた治験.その内容をやさしく解説しながら,患者・被験者の立場で知っておきたいこと,考えておきたいことを明らかにする.
内容説明
このブックレットでは、治験とはいったいどんなものなのか、治験に参加する前に、患者としてはどんなことを知っておくべきかについて、わかりやすく説明しています。巻末には、治験について疑問に思うことが多い点をまとめた「Q&A」を付けました。
目次
治験とは何か
新しいルール
患者にとっての治験
治験についてのQ&A
著者等紹介
北沢京子[キタザワキョウコ]
1961年大阪府生まれ。京都大学理学部卒。’84年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。「日経メディカル」「日経バイオテク」編集部勤務。’88年マジガンハウス入社。「クロワッサン」編集部勤務。’94年日経BP社入社。「日経ウェルネス」「日経メディカル」編集部勤務。現在、日経メディカル副編集長。’97年度厚生科学研究・新GCP普及定着総合研究班に、医療を考える市民グループ、COML東京スタッフとして参加
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なると
19
[メモ]治験薬で体調が良くなったのに、治験が終わってその薬を辞めたら、せっかく良くなったのにまた戻ってしまうので、引き続きその治験の薬を使用できる場合はある。フェーズ4として採用かもしれない。2018/04/18
めん
6
今年度、充て職で某病院の治験審査委員会に出席する。他委員は錚々たる顔ぶれで気後れしている。勉強しようと図書館で「治験」を検索したところ、本書がヒット。古かった…。それでも、基本を学ぶ機会とはなった。加えて、過去のルール違反などからの‘事件’も勉強になった。また、二重盲検については、「二重遮へいランダム化比較試験」として説明されていた。第三相試験で二重盲検はどこまで可能なのだろう。/自身の利益を最優先してよいのは、治験に参加される患者さんだけのはず。それを忘れずに、治験に携わってほしい。私は、勉強していく。2019/04/25
本を読む日々
0
この本が出版された数年前に、ちょうど「薬と治験」を巡る状況に変化があったようです。既に十年以上経った今、この冊子から学ぶ事は少ないと思います。2014/01/03
木村健
0
いま一つだった2011/05/05
あじさい
0
レポート作成の参考にするために読んだ。薄いが、治験について分かりやすく書いてあった。少し古いので、最新情報が得られる訳ではないかもしれないが、基礎知識はしっかりかいてあるので助かる。2020/08/22