出版社内容情報
物理学の素晴しさを伝えることを目的になされたカリフォルニア工科大学1,2年生向けの物理学入門講義.読者に対する話しかけがあり,リズムと流れがある大変個性的な教科書である.物理学徒必読の名著.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sheemer
13
読破。誤植等を何ヶ所か発見。自分の回転運動に関する理解が薄いのが分かった。2022/10/21
roughfractus02
5
数式を抽象化した推論と著者が述べる理由を本書は教える。テーマは力学だが、前半は数式を使わず、読者の現実を原子から捉え、時間空間を物理学的に想定し直す作業に費やされる。物理学史、他学問との関連を概観して現実を物理学から捉え直すと、それを動かす際に主に微積分とベクトルに関して必要な数式が導入され、その推論の力によって特殊相対性理論まで説明が及ぶ(各数式の推論的な意味に関する補足説明もある)。著者の話しかける講義文体(翻訳はやや硬いが)と独特の構成には、読者に物理学世界を観察する視点を養わせる意図が感じられる。2018/11/11
ひと
4
ファインマンという人はおそらく、数式の向こうに広がるものが見えているのでしょう。今まで数式ばかりいじり回して物理学をやっている気分に浸っていましたが、この本を読んで、自分の頭の悪さを思い知りました。数式を書いて計算する前に答えを見通せるようになってようやく物理学をやっていると自称していいのだ、とそんな気分になりました。2017/05/15
けいこん
4
なんとネットで無料公開されることになったらしい。学生時代これにどれだけ助けられたことか。嬉しいなーと思ったら、、英語版だけだった。こうなったら先に英語を学ぶべきなのか?2014/06/29
お肉太郎
3
読むぜ第二巻、今日中にな。2014/06/15