出版社内容情報
固体研究では，概念の建設と物質の個別性の解明が一体となった魅力に富む領域が形成されている．電子状態と原子配列の両面について基本概念を解説し，フラーレン，準結晶，アモルファス，表面等，最近の話題も紹介する．
内容説明
豊かな多様性を示す原子凝集体。基本概念から最近の話題までを明快に解説。
目次
１ 固体の電子状態（電子状態の基礎知識；非経験的バンド計算の理論；物質の構造安定性；典型的な物質のバンド構造と物性；電子相関）
２ 固体の構造（完全結晶；表面・超微粒子；結晶でない物質の構造と物性；アモルファス構造のモデル（共有結合系；結合力に方向性のない系）
長距離秩序のある非結晶物質―準結晶 ほか）
著者等紹介
金森順次郎［カナモリジュンジロウ］
１９３０年生まれ。１９５３年大阪大学理学部物理学科卒業。現在財団法人国際高等研究所、大阪大学名誉教授
米沢富美子［ヨネザワフミコ］
１９３８年生まれ。１９６１年京都大学理学部物理学科卒業。現在慶応義塾大学教授（理工学部物理学科）
川村清［カワムラキヨシ］
１９３９年生まれ。１９６２年東京大学理学部物理学科卒業。現在慶応義塾大学教授（理工学部物理学科）
寺倉清之［テラクラキヨユキ］
１９４２年生まれ。１９６４年東京大学工学部物理工学科卒業。現在産業技術総合研究所計算科学研究部門部門長、先端情報計算センターセンター長
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