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岩波科学ライブラリー
ヒトES細胞 なぜ万能か

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  • サイズ B6判/ページ数 104p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000065887
  • NDC分類 463
  • Cコード C0345

出版社内容情報

試験管の中で臓器が生み出される日が近づいている,いよいよ「万能」細胞の作成が始まった.期待されているES細胞とは,どのような細胞か? 国内で最初のヒトES細胞作成に挑む第一人者が幅広く解説する!

内容説明

試験管の中で無限に増やすことができ、治療に必要なあらゆる種類の細胞へと変化させられる、夢の細胞=ES細胞。「万能」といわれる可能性を秘めたES細胞は、どのような細胞なのか?いかにしてつくられるのか?倫理的な問題は?国内で最初のヒトES細胞作成に挑む第一人者が、基礎知識から未来の医療の展望まで幅広く解説する。

目次

1 未来の医療を夢見て
2 ヒトES細胞のもつ可能性とは
3 マウスから始まった研究
4 どのようにしてES細胞はつくられるのか
5 なぜ万能細胞とよばれるのか
6 ヒトES細胞を公共の財産に
7 細胞がもつ万能性をいかにひきだすか

著者等紹介

中辻憲夫[ナカツジノリオ]
1950年和歌山県に生まれる。1972年京都大学理学部卒業。1977年京都大学大学院理学研究科修了(理学博士)。ウメオ大学(スウェーデン)、マサチューセッツ工科大学(米国)、ジョージワシントン大学(米国)、ロンドン大学(英国)に留学後、明治乳業へルスサイエンス研究所研究室長、国立遺伝学研究所教授を経て、現在、京都大学再生医科学研究所教授および幹細胞医学研究センター長、専門分野は発生生物学と発生工学、とくに、哺乳類のES細胞や生殖細胞の発生分化の研究に従事
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

11
今となってはより優れた面の多いiPS細胞の方が研究対象の中心となってしまっていますが、元々はES細胞でした。この本の発行は2002年なので、当然iPS細胞なんてものは影も形もなかった頃です。将来の可能性としては、ES細胞はiPS細胞とほぼ同じですね。それだけすごい発見(発明?)だったんだなぁ...iPS細胞というのは。2012/12/27

手押し戦車

9
幹細胞が増殖出来なくなると組織を維持出来なくなり、だんだんと壊れて行き逆に分化する前の細胞を過剰に生産すると白血病のようにガンになる。あらゆる臓器を作る素は胚盤胞の中の内細胞塊でこれがES細胞になる。問題は細胞を作りだけであるり臓器は作れない。万能細胞。職場でも全体の仕事をする人やり甲斐と成長が早い。万能とは臨機応変、適材適所のリーダーである。組織を作るには多数の人で有りリーダーは素を作る!2014/05/28

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