出版社内容情報
世の中ではゲノム解読は落ち着いたかのように思われている.しかし,本当の競争はこれからなのだ.研究の生々しい姿も浮き彫りにしつつ,もう少し詳しく知りたいという声に応えて,第一人者がわかりやすく解説する.
内容説明
ゲノム解読は終わったかのような印象が世に強い。しかし、発表されたのは概要にすぎず、完全なゲノム配列の決定へ向けて、現在も解析が続けられている。配列決定はもちろん、病気のメカニズムの解明を視野に入れた著者にとって、本当の競争はこれからなのだ。研究の最前線の生々しい姿も浮き彫りにしつつ、もう少し詳しく知りたいという声に応えてわかりやすく解説する。
目次
1 ヒトゲノムとは
2 ヒトゲノムの全体像
3 最初の詳細なヒトゲノム情報―二二番染色体の解読完了
4 二二番に続いて二一番染色体の解読
5 ゲノムの文字列の決め方と読み方
6 病気の原因遺伝子に迫る
7 研究体制のあり方をめぐって
8 ゲノムから未来社会を見通す
著者等紹介
清水信義[シミズノブヨシ]
1941年大阪生まれ。1965年名古屋大学理学部化学科卒業、1970年名古屋大学大学院理学研究科博士課程満了。理学博士。1971年に渡米、アリゾナ大学分子細胞生物学科教授を経て、1983年から現職の慶応義塾大学医学部教授。アリゾナ大学客員教授、中国医科大学名誉教授、慶応大学Kスクエアタウンキャンパス生命科学センター長。専門は、分子生物学(細胞のシグナル伝達と発癌の分子機構)、ゲノム科学(ヒトゲノム解析と遺伝子制御)、遺伝子医学(DNA診断・遺伝子治療)
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