岩波科学ライブラリー
ヒトゲノム=生命の設計図を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 104p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000065825
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C0345

出版社内容情報

世の中ではゲノム解読は落ち着いたかのように思われている.しかし,本当の競争はこれからなのだ.研究の生々しい姿も浮き彫りにしつつ,もう少し詳しく知りたいという声に応えて,第一人者がわかりやすく解説する.

内容説明

ゲノム解読は終わったかのような印象が世に強い。しかし、発表されたのは概要にすぎず、完全なゲノム配列の決定へ向けて、現在も解析が続けられている。配列決定はもちろん、病気のメカニズムの解明を視野に入れた著者にとって、本当の競争はこれからなのだ。研究の最前線の生々しい姿も浮き彫りにしつつ、もう少し詳しく知りたいという声に応えてわかりやすく解説する。

目次

1 ヒトゲノムとは
2 ヒトゲノムの全体像
3 最初の詳細なヒトゲノム情報―二二番染色体の解読完了
4 二二番に続いて二一番染色体の解読
5 ゲノムの文字列の決め方と読み方
6 病気の原因遺伝子に迫る
7 研究体制のあり方をめぐって
8 ゲノムから未来社会を見通す

著者等紹介

清水信義[シミズノブヨシ]
1941年大阪生まれ。1965年名古屋大学理学部化学科卒業、1970年名古屋大学大学院理学研究科博士課程満了。理学博士。1971年に渡米、アリゾナ大学分子細胞生物学科教授を経て、1983年から現職の慶応義塾大学医学部教授。アリゾナ大学客員教授、中国医科大学名誉教授、慶応大学Kスクエアタウンキャンパス生命科学センター長。専門は、分子生物学(細胞のシグナル伝達と発癌の分子機構)、ゲノム科学(ヒトゲノム解析と遺伝子制御)、遺伝子医学(DNA診断・遺伝子治療)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

16
ヒトゲノム計画は、もう終わったという印象が強いものの、まだ残っているのかな?この本(2001年発行)に書かれているように、2003年には完了したという事になっていますが、現在でも残りは存在する???あまり知らない分野なので、詳しい事情は分かりませんが...それにしても、やはり研究するのは人間。いろいろあるものですねぇ...2013/12/12

takao

2
ふむ2020/10/11

iwason

1
慶応の医学部教授であり、遺伝子研究のチームのメンバーとしてヒトゲノムに対する構造とそれぞれの意味、歴史、日本と海外のチーム、研究が貢献する領域など当事者ならではの観点で記載があった。 特に、日本の研究支援に対するお金の使い方の本質的でない部分に対して警鐘をならしている箇所が面白かった。2019/09/24

phmchb

0
『アメリカ流7歳からの行列』の次に読み終わりました。

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