岩波科学ライブラリー
魔球をつくる―究極の変化球を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 110p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000065757
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0342

出版社内容情報

蝶のようにひらひら舞う球,フォークよりも落ちる球….そんな魔球を編み出したい.ボールの飛跡をスーパーコンピュータで予測することで,そんな夢がついにかなうようになった.野球を面白くする変化球の最新の科学.

内容説明

野球を何倍にも面白くしてくれる変化球。一体どのように投げれば、どのような変化球が投げられるのだろうか?変化させる力は何なのか?著者によるスーパーコンピュータを用いた解析が、ほぼすべての球種にわたって、変化球の知られざる秘密をつぎつぎと解き明かしてくれる。その成果の上に立って、「蝶のようにひらひら舞う球」や『巨人の星』の「消える魔球」の可能性を検討し、実現可能な秘密兵器ジャイロボールを紹介する。すべての野球ファンに贈る、野球を何倍にも楽しくする一冊。

目次

1 変化球は幻か
2 変化球とは何か
3 主な球種
4 変化球の力学的分類
5 不規則な変化の謎
6 フォークボールの秘密
7 新しい変化球ジャイロボール
8 『巨人の星』の魔球は可能か

著者等紹介

姫野龍太郎[ヒメノリュウタロウ]
1955年大分県に生まれる。1977年京都大学工学部電気系学科卒業。1979年同大学院修士課程修了。1979年日産自動車に入社。中央研究所、開発システム部、総合研究所車両研究所に勤務。主に、車の空気力学的特性を数値解析する研究に従事。現在、理化学研究所情報基盤部情報環境室室長。野球の変化球の解析と、循環器系シミュレーション(チームリーダー)が現在の主要な研究テーマ。ジャイロボールの投球フォームと球の作る流れの解析で、コンピュータ・ビジュアリゼーション・コンテスト(日経サイエンス主催)最優秀賞受賞。そのほか、日本流れの可視化学会・映像展芸術賞、日本機械学会・学会賞(奨励賞)および計算力学部門業績賞、Cray Research Inc.・GIGAFLOPS Awardなどを受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

11
野球はそんなに良く知らないのですが、いろいろな球種があるみたいだなぁという印象は持っていました。でも、投げ方によって名前がついているようで、ボールの動きという物理的な意味ではそれほど種類があるわけではないのですね。なるほど...2014/07/11

柿原 凛

0
カーブが本当に曲がっているのか目の錯覚なのかという古い議論があったという話からはじまり、ナックルボールやジャイロボールを理屈で説明してくれている本。 2018/04/14

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