現代アジアの肖像
スカルノとスハルト―偉大なるインドネシアをめざして

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  • サイズ B6判/ページ数 200,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000048668
  • NDC分類 224
  • Cコード C0322

出版社内容情報

1945年に独立したインドネシアでは,初代大統領スカルノのあと,スハルトの時代が今なお続いている.スカルノの指導民主主義,スハルトの新秩序体制とは何か.2人の生涯を通して,この国の現代史と政治構造を考える.

内容説明

オランダの植民地支配、日本軍の占領を経て1945年に独立したインドネシアでは、初代大統領スカルノ(1901~70)のあと、スハルト(1921~)の時代が六八年以来なお続いている。スカルノの指導民主主義、スハルトの新秩序体制とは何か。96年夏の反政府暴動は何を告知するのか。二人の生涯を通じて、この国の現代史と政治構造を考える。

目次

第1章 夜明けの子
第2章 占領、革命、独立
第3章 革命のロマンティシズム
第4章 成り上がり
第5章 安定と開発の政治
第6章 家族と国家

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

7
1997年刊行。インドネシアの歴史の勉強のために読む。独立を前にした1945年6月、指導者スカルノが「国民主義、国際主義、民主主義、社会的正義、神への信仰、この五原則を『パンチャシラ』と呼び、これをインドネシア共和国の基本原則にしようと呼びかけた」(p51)。1960年代後半に軍をバックに権力を握ったスハルトは、このパンチャシラを体制を支える原則として、共産党を弾圧し、経済開発に注力する。建国時の思想が(現実的な適用のされ方は変わっているにせよ)今日まで生きている。2020/10/28

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