出版社内容情報
家族とは何か.人が生きていくうえで家族はどういう意味を持つのか.また,私たちはこれからどう生きたらよいのか.変動期にある家族の姿を様々な角度から縦横に考察し,この現代的課題に応える.平明な叙述の家族論集.
内容説明
関係のあり方によって引き起こされるトラブルのあれこれ。家族とはいったい何だろうか。家族のなかに生きることの意味を問い直す。
目次
家族の気象学
揺れ動く家族(家族のライフサイクル―変わるもの、変わらざるもの;老人を介護する家族;障害児の親となるとき)
家族のダイナミックス(思春期危機と家族―ある父と娘の記録;家族の深淵―往診で垣間見たもの)
離婚と家族(子どもの眼から見た離婚;家族をキャンセルするとき―男には家族解体の離婚も女には単に「夫捨て」;離婚と子どもの権利)
「あなた」のイメージ―家族の生まれるところ消えるところ
もうひとつの暮らし方をしていくうちに―新しい家族形成の試み
家族のなかの死
親離れ子別れそして死に別れ