岩波ブックレット<br> ぼくはマッド・チャイナマン―ディック・リーが奏でるシンガポールの明日

岩波ブックレット
ぼくはマッド・チャイナマン―ディック・リーが奏でるシンガポールの明日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784000031097
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0373

出版社内容情報

シンガポールに,33歳のポップシンガーが誕生した.インド・中国などのメロディーを欧米のサウンドと融合させ,今,新世紀のアジアポップスが世界を駆ける.リーの生き方と作品を通し,多民族国家の国民統合への道をさぐる.

内容説明

人口250万、建国25年のシンガポールに、33歳のポップシンガーが誕生した。「見た目は黄色いが中味は白い」、そんな自分の仮面をはぎ、インドネシア・インド、中国などの懐かしいメロディーを欧米のサウンドと融合させ、今、新世紀のアジアポップスが世界を駆ける。ディック・リーの生き方と作品を通し、多民族国家の国民統合への道をさぐる。

目次

シンガポールを歩いてみれば
シンガポーリアン・ポップス誕生
アジアのまん中、シンガポール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

65
2016年939冊め。1990年初頭、日本の音楽シーンを熱狂させたシンガポールのミュージシャン、ディック・リーの話。それまで日本で人気が出たアジア系歌手といえば、演歌のうまい外国人歌手の扱いだったが、彼の場合はロックやポップスの分野で、英語や中国語、マレー語、タミール語等多言語を織り込んだところで、他から際立った存在となった。独立以来過剰とも思える管理体制下で発展してきたシンガポールの、マレーシアやインドネシアというイスラムの国に囲まれ、共産主義大国の中国を祖国に持つ国民が多い背景等、興味深い。2016/10/31

hiratax

1
90年代初頭にワールドミュージックの分野で注目されたシンガポールのミュージシャン、ディック・リーのブックレット。短いが、中国系ながら漢字の読み書きができないといった本人の来歴から、シンガポールの教育政策を知れる。本当は日本人がやるべきだが、やれなかった音楽なる著者の指摘は確かだろう。2017/08/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/787127
  • ご注意事項

最近チェックした商品