出版社内容情報
“核をつくらず,持たず,持ち込まず”――いまこそ非核三原則の立法化を.宇都宮徳馬氏をはじめ二十二人委員会を中心とする政治家・知識人たちの熱気あふれる議論と提言.ことばの解説も付しわかりやすくまとめる.
内容説明
“核をつくらず、持たず、持ち込ませず”―いまこそ、非核三原則の立法化を。宇都宮徳馬氏をはじめ二十二人委員会を中心とする政治家・知識人たちの熱気あふれる議論と提言。三原則がうち出された経緯や背景、ことばの解説もふくめて、わかりやすくまとめる。
目次
はじめに
なぜ非核立法化か
日本をめぐる核状況
日米関係および国際政治の観点から
さまざまな立場からそれぞれの努力を
現実と法文化のあいだ
転換の第一歩を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2016年862冊め。沖縄の喜界島近海には水爆が1発沈んでいるのだが、私の周囲では知らないという人が大勢いて驚いた。1965年に米軍空母が「誤って転落させた」ものである。この本ではあまり深く突っ込まれていないが事件が明らかにされたのもずいぶん後の81年のことだし、ベトナムから横須賀へ帰還する途中での事故なのでもう日本に持ち込もうとしていたのが明らかなわけである。非核三原則という言葉を耳にすることもなくなってきた昨今、日本人は原発はともかく核兵器にはあまり関心がなくなってきている気がする。(続)2016/10/15