出版社内容情報
古代メソポタミアに花開いた人類最古のシュメール文学を,粘土板の楔形文字から復元したクレーマーの自叙伝.ロシア移民の子として米国に渡ってから権威となるに至る生涯を,学問的成果を交えつつ感慨を込めて語る.
内容説明
英雄ギルガメシュの叙事詩、愛の女神イナンナをめぐる神話等、古代メソポタミアに花開いた人類最古のシュメール文学を、粘土板に刻まれた楔形文字から復元した学者クレーマーの自叙伝。ロシア移民の子として米国に渡り、シュメール学・古代オリエント学の権威となるに至る生涯を、学問的成果を交えつつ感慨を込めて語る。
目次
タルムードから楔形文字へ
新米学者―イラクの遺跡で
アルノー・ペーベルとシュメール語文法
エドワード・キエラとシュメール文学
神々―シュメールの神話
英雄たち―シュメールの叙事詩
王たち―シュメールの讃歌
賢者たち―シュメールの知恵文学
ベストセラーの誕生
イェーナへの旅
交換教授―ロシア共和国で
楽園を求めて
シンポジウム、総合、総括
旅路の教授
終わりを彼方に見て