ヒトラー―最期の12日間

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  • サイズ B6判/ページ数 244,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000019347
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ドイツ敗戦から60年、ヒトラーをここまで人間的に描いた衝撃の歴史ドキュメンタリー。

ヒトラーの悪魔的な破滅意志・破壊意志とともに第三帝国は崩壊した。ベルリン陥落時における人間ヒトラーと彼をとりまく人々の断末魔を活写し、ひとつの国家が終焉することの意味を探る、迫真の歴史ドキュメンタリー。

内容説明

第三帝国の崩壊は、ヒトラーの悪魔的な破滅への意志がもたらしたのか?ナチス・ドイツがはらんでいた構造的矛盾の結果なのか?ソ連軍によるベルリン進攻から陥落そして降伏まで、地下要塞にこもり自害を決意するにいたるヒトラーと、彼をとりまくナチス幹部たちの断末魔のあがきを活写。ひとつの国家が敗北し終焉するとはどういうことなのか?ドイツ歴史界の重鎮・フェストが人間ヒトラーを通して描く迫真の歴史ドキュメンタリー。

著者等紹介

フェスト,ヨアヒム[フェスト,ヨアヒム][Fest,Joachim]
1926年、ベルリン生まれ。歴史家、ジャーナリスト。1973年から1993年まで『フランクフルター・アルゲマイネ』紙文化欄担当共同発行人。アインハルト賞(2003)、オイゲン・ボルツ賞(2004)他、多数の賞を受賞

鈴木直[スズキタダシ]
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修了。東京医科歯科大学教養部教授。専門はドイツ思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

34
ソ連による首都ベルリンへの攻撃が開始されヒトラー自殺。ベルリンが陥落するまでの動き。地下要塞にたてこもるヒトラー側近。ベルリンは猛烈な爆撃を受け進攻される。わずかな望みに一喜一憂し、狂気の反応を示し、支離滅裂な指示を飛ばし続けるヒトラー。それにふりまわされ、やがて背くようになってゆく側近。解説はいただけない。 この作品の映画は有名だが、つい先日ヒトラー役の俳優が亡くなったとの報道があった。ご冥福をお祈りします。2019/03/01

金吾

23
正に亡国の司令部の状況がよく伝わります。また現状認識が出来なくなった指導者の恐怖とその取り巻きたちの醜悪さも感じました。なかなか読みごたえがありました。2022/02/16

ののまる

13
もはや存在しないドイツ部隊の急襲に固執し、狂気と失意と精神混濁を繰りかえすヒトラー、嘘を並べ立てて寸前まで権力闘争を続けるゲッペルス、ドイツ大逆転に固執する首脳陣、死にゆくベルリン市民と兵士たち。ヒトラー像にはいろいろあるが、二者択一の破壊(それによる興奮)好きという一面も確かにある気がする。映画観たい。2021/06/23

Wisteria

7
総統閣下シリーズで有名な映画の原作。映画がとても良かったので読む。関係者の数だけ真実があり、著者もその辺りは慎重かつ大胆に事実の平均を描いたように感じる。2022/10/27

Gamemaker_K

6
映画でみて結構面白かったので読んでみた。・・・ウソ。動画サイトの「総統閣下シリーズ」が面白かったので、DVD借りてみたらやっぱり面白くて、で、本書へとたどり着いた。ブルーノ・ガンツの演技ばかりがよみがえってきて、読みやすかったけどもう一回映画見たっていう読後感。ヒトラーが壊れていくなあ・・・と思うのだが、最初から壊れていたものを「だんだん壊れていく」と表現するのが正しいかどうか。2014/02/09

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