出版社内容情報
ヨーロッパ近世の基本問題である，君主制的な国家機構の形成と，伝統的身分社会の変容という二つの過程の内的関連を，「社会史」「構造史」の観点から統一的に把握しようとした，西ドイツの代表的研究17篇からなる論集．
感想・レビュー
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うえ
7
モンテスキューの議論がドイツ政治思想に与えた影響を論ずる論文が収録される「モンテスキューの影響は…かれの作品の文芸的で哲学的な性格と、これに大いに興味を示す読者層の存在とに基づいていたが、他方では『ペルシャ人の手紙』や『法の精神』が、出版の際、政治批判の書と見られざるを得なかったという事情に基づいている。この批判は何よりもフランスの状況に向けられたものであったが、しかし極めて原理的に基礎づけられており、そこから非常に一般的な結論が引き出されるものであったために、全ヨーロッパの人々がそれに反応したのである」2020/03/09
