世界観と哲学の基本問題

世界観と哲学の基本問題

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  • サイズ B6判/ページ数 236,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000012065
  • NDC分類 113
  • Cコード C0010

出版社内容情報

世界の解釈つまり世界観は,哲学と科学にとって最重要の課題である.本書はパラドクスの理解の上に自然,技術,価値とは何かという基本問題を解明しつつ,この難問に真正面から挑戦する.新たな世界観構築に必須の書.

内容説明

世界をどのように把握するか?世界観の形成は哲学とその延長上に誕生した科学にとって最重要の課題である。ギリシア哲学研究の第一人者である著者は、古代ギリシアにおける三つのパラドクスの意味を分析し解釈することを通して、この難問に真正面から挑戦する。その上で自然、技術、価値とは何かという哲学の基本問題をその根底にまで立帰って明らかにしていく。今日希求されている新たな世界観構築のために必須の書と言えよう。

目次

第1章 世界解釈の基本問題―三つのパラドクスをめぐって
第2章 自然とは
第3章 技術とは
第3章 倫理とは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gokkey

13
基本的な論理展開は藤沢氏の他の著作を踏襲し、古代ギリシアの自然哲学を紐解きつつ、本書は特に技術についての考察を深めて現代の科学技術の在り方を問う。技術とは詰まるところ、イデアの直接の写し、あるいは似像を創作する知的営みである以上、それは「善」に導かれて在るはずのものだ。現在のそれは人間の「快」に導かれてはいないか?こうして科学技術は実践知としての倫理を締め出してしまった。2020/10/22

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