出版社内容情報
『戦後デモクラシーの成立』『戦後デモクラシーの安定』に続いて,本書は70年代の変容を分析する.西ドイツ・ベルギー・スペイン・イギリスを取り上げ,最後に変容の持つ意味あいを問い,戦後デモクラシーの将来を展望する.
内容説明
『戦後デモクラシーの成立』『安定』に続いて、本書では1970年代の変容を分析する。西ドイツの外交政策の変化、緑の党の発生、ベルギーのエスニシティ紛争、スペインの体制移行、サッチャー主義を取り上げ、最後に変容の持つ意味合いを問い、戦後デモクラシーの将来を展望する。
目次
1 西欧のデタント―東方政策試論
2 緑の党の発生と戦後西ドイツ
3 ベルギーにおけるエスニシティ紛争の展開―1970年代を中心に
4 体制移行の政治過程―スペインの事例を中心に
5 サッチャー時代のイギリス政党政治
5 「安定」から「革新」へ―「戦後デモクラシー」研究の結びにあたって