出版社内容情報
消費増税に続いてコロナ禍と、消費が伸びない中で値付けが難しい日々が続きます。
企業・顧客・公共性の見地から、長期的に企業が利益を上げ続けるための価格マネジメントを、日本のプライシングの第一人者が説きます。
ダイナミックプライシング、サブスクリプションなどIT時代に合わせて注目される戦略も変わるもの。
ビジネス成功の鍵を握る価格を、戦略的にマネジメントしていくための指針となる1冊です。
目次
「価格」はマネジメントの時代へ
「価格」と心理
「価格」のオケージョン
「商品」「人」を分けてアピールする
利益を拡大する価格マネジメント
ダイナミック・プライシング
サブスクリプション
中間流通価格の形成
具体的な価格の決め方
著者等紹介
上田隆穂[ウエダタカホ]
学習院大学経済学部教授。博士(経営学)。1953年三重県生まれ。東京大学経済学部卒業後、(株)東燃を経て一橋大学大学院に進み、1986年学習院大学へ。石川県能登町「地域振興総合アドバイザー」、岐阜県恵那市「観光協会顧問」、公益財団法人日本醸造協会評議員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
価格はマネジメントの時代へ 価格と心理:L.L.ビーン社の顧客満足への努力 ロイヤル顧客化 購買行動分 ブランド価値の階層構造 4つの価値 モノ・体験 価格・3つの価値 プレステージ性 隠れ値上げと総額表示 価格のオケージョン 商品 ・人を分けてアピールする 利益を拡大する価格マネジメント ダイナミック・プライシング サブスクリプション 中間流通価格の形成 具体的な価格の決め方:コンジョイント分析 PSM法 調査ができないときに気合いで決める方法2021/04/09
OCHA@マーケ&広報の人
1
価格以外の価値で購買する「ロイヤル顧客」を探すのが重要。状況や周囲との比較で、価値は変わってくる(オケージョン)新たな価値観を生み出す➔オケージョンの戦略。製品にサブカテゴリを追加すると価値が上がる可能性有。それらはコミュニケーションの工夫で変えられる。単なる購買価格でなくトータルでバリューを感じてもらう。バリューを知らない顧客は教育で磨く。顧客の属性を拡げるためグレードやエントリーブランドを用意するのは有り。受給で価格を変える。(ダイナミックプライシングの活用)2021/12/21
浜田 伸利
1
非常にわかりやすく、各手法も紹介しているのでためになる本。 ダイナミックプライシング、中間価格などはもう少し深堀して勉強しようと思います。過去の戦略から現代のトレンドまで網羅されて参考になりました2021/05/19