内容説明
不正を未然に防ぎ、攻め所を的確に見抜く“財務戦略”の実践本。
目次
第1章 「教養」から「武器」になる会計知識
第2章 現場で使えるキャッシュ・フロー会計
第3章 現場で使える連結会計
第4章 現場で使えるM&A会計
第5章 現場で使える税効果会計
第6章 現場で使える減損・資産除去会計
第7章 現場で使える新会計基準
著者等紹介
川井隆史[カワイタカシ]
(株)ハンズオン・CFO・パートナーズ代表取締役社長。1964年大阪府生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、テンプル大学経営大学院修了(MBA)。公認会計士、税理士。大学卒業後、国民金融公庫(現日本政策金融公庫)を経て、アーサー・アンダーセン(現あずさ監査法人)、日本コカ・コーラ、GEの外資系企業3社に勤務。財務・経営企画担当ディレクター、米国本社経営企画担当マネジャーなどを歴任した。その後日系ベンチャー企業(上場、非上場含む)でCFO(最高財務責任者)や米系大手コンサルティング会社で経営コンサルタントとして活躍後、独立開業。ベンチャー・外資系企業の事業計画、PMI(買収後統合計画)、会計・税務のコンサルティング業務、講演・セミナーなどを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
22
川井さんのプレゼンを面前で拝聴 と錯覚するほどの臨場感✿ 「大まかなルール」と「現場感とは違う会計」~武器として使える会計知識ですね。税効果会計やのれんといった最新トピックもカバー 良書です☺ 投資先企業でCFOを5年務めましたが、確かに税務知識が己には足りていないこと(税金だって費用なのです)を痛感したことを思い出します。2019/12/20
てつJapan
12
【◎】・ 営業等の現場が知っておくべき会計知識を適度な難易度で解説する良書。 ・ 連結やのれん、税効果会計などが解説対象。税効果会計は飲み込めなかったため、再読したい。 ・ 収益認識の変更は、営業部門の影響はかなり大きそうです。販売予測がより大切になりそう??2019/07/28
g.t
8
会計制度の全体像を学んだあとに、少し消化不良として残るであろう項目について、実際の事例も交えながら記載してあり、日常業務の中で資産除去債務や税効果会計などの言葉に出くわす層が概要理解に丁度良いのかなと思った。おすすめしたい。2020/09/06
ohion
5
会計ビッグバンと騒がれ、時価会計などが導入されたのは20年も前でしょうか。果たしていまの経理マンには本書に書かれている制度は当たり前になってきているものの、このように概念、なぜやらないといけないのかを説明できるのだろうか。割引計算ひとつとってもわかりやすく説明してくれている。経理以外の人や初心者の入門編や改めて自分の理解の整理、もう少し突っ込んで勉強しなおしてみようという入り口にいい本かな。2020/08/04
康一森
2
個人的には、非常に分かり易いと感じた財務会計向け書籍 ただそれでも、若干、会計を待ったく知らない人にはきついかなぁ〜と思う点もチラホラ ただ、内容的には、どれもこれも今日的な内容 例としては、東芝を題材にした原子力事業の減損処理や ライザップグループの負ののれん計上などなど とても面白く読めました〜2020/09/14