出版社内容情報
「花燃ゆ」の文(ふみ)は、吉田松陰の妹であり、久坂玄瑞 の妻であった。文についての資料は極めて少ない。大河ドラマを見るにあたって知識を得ることができる。
【著者紹介】
昭和17年生まれ。早稲田大学卒業。著者:『なぜ会社は大きくすると潰れるのか』『新島八重その生涯』『黒田官兵衛その生涯』
内容説明
「志燃ゆ」の吉田松陰。「人燃ゆ」の久坂玄瑞。「花燃ゆ」の文は、松陰の妹であり、久坂の妻であった。松陰も玄瑞も幕末の動乱に無念に散ったが、文は明治の開花を見届け、のちの群馬県知事と再婚し、群馬の教育と産学の振興を支えて、79歳で堂々の永眠。そんな文の目から見た「幕末から明治への歴史の獰猛な流れ」、そしてその急流のなかで、「組織や人はどう動くのか」が学べる本。
目次
生い立ち
ペリー来航
千代と寿の結婚
下田踏海、そして野山獄
松下村塾を継ぐ
久坂玄瑞と高杉晋作の入塾
松下村塾の日々
玄瑞と文の結婚
日米修好通商条約締結と松陰のいらだち
間部要撃策と伏見要駕策
安政の大獄と松陰の死
航海遠略策(公武合体策)
八月十八日の政変
禁門の変と義助の死
藩内の抗争と高杉晋作の挙兵
薩長連合と第二次長州征伐
晋作の死
萩の乱
美和(文)の再婚
著者等紹介
不破俊輔[フワシュンスケ]
1942年6月11日生。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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