出版社内容情報
大震災、原発・電力問題、超円高… ギリギリのところでがんばってきた中小企業も、もう踏ん張れない。倒産するかの判断と、最大限痛みの少ない処理の仕方を教える。
内容説明
事業を「継続」できるのか、「倒産」しかないのか、判断ポイントと「自分や社員や取引先になるべくダメージの少ない」倒産の仕方、教えます。
目次
第1章 倒産はだれも望まない(相談に来られた経営者たちの悲鳴;新しい倒産の傾向;事業継続への淡い期待 ほか)
第2章 倒産と回避の分岐点(事業経営にはアップダウンがつきもの;分岐点を示す三つの要因;倒産に至るステップは三つ ほか)
第3章 倒産の実際と実務(倒産を理解する;倒産の意思を決めてからのステップ;倒産処理方法を選ぶ ほか)
著者等紹介
内藤明亜[ナイトウメイア]
経営危機コンサルタント。1946年4月東京都中野区に生まれる。東京育ち。多摩美術大学付属多摩芸術学園映画科を中退し、広告・マーケティング業界に身をおく。サラリーマンを10年、事業経営(規模は年商四億円、社員は二十名ほど)を15年、その会社を1994年11月に倒産させ、翌年から経営危機管理のコンサルタントをはじめる。現在、新宿区西新宿に事務所をもち、経営危機に陥った経営者の相談にのっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MANGA
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図書館にあったので借りてきて読んでみた。原稿量が少ないので、文字が比較的に大きいので、すぐに読んでしまった。実際に、こういうやばい経験がないので、あまり実感はわかなかった。2012/12/23
川村晶彦
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「再生が望めないならば無理を重ねて被害を拡げるよりも、いち早く再スタートした方が良い。」「中小企業の経営者は全財産を賭けて会社を経営している。」「会社を倒産させたからといって、人生が全て終わるわけではない。」倒産経験を持つ経営危機コンサルタントである著者ならではの断崖絶壁に立つ経営者へのエール。2012/07/06
ま
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ナイトメア、ですか。公務員と民間は倒産の有無で天と地ほどの差があるなと思わされる。まあ今日日企業にぶら下がる生き方が時代遅れなのかも。「奥さんを破産者にしたくなければ返済しろ(という金融機関による恐怖政治)」とか「代理人弁護士を味方につけるタイミングが大事」って話はへえと思った。中小企業の代表者が個人財産を担保にしなくてすむようになればいいけどね。そういうガイドライン作りが進められているみたいではあるが。2018/12/22