内容説明
信用できない情報だったら、ビジネスでは致命的だ。誰でも手に入る情報では、まったく迫力はない。「調べる技術」ではなく「調べる力」で発想力、独創力、企画力、プレゼン力を向上させる。
目次
1 「調べる力」で必要なのは、「糸口さがし」と「犯人さがし」の2種類。
2 ネットで「調べる」のは、本当に効率がいいか?
3 「調べる力」がつくと、マーケティングに強くなるのは本当か?
4 「調べる力」を磨いていけば、「企画する力」が3割高くなる。
5 ウェブの本当に効果的な使い方。
6 今の図書館は、昔の図書館ではない。
7 「糸口さがし」に効果。リアル世界ジョギング。
8 3分か3時間か?300円か3万円か?条件で、調べ方も変わる。
9 調べないで、調べる方法があったら、どんなにラクか!
著者等紹介
関沢英彦[セキザワヒデヒコ]
東京経済大学コミュニケーション学部教授。慶応義塾大学法学部卒業。1969年、博報堂入社。コピーライターとして、各種広告賞受賞。1981年、博報堂生活総合研究所設立と同時に移り、1996年より所長。2004年4月から同所エグゼクティブフェロー。2003年4月より東京経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おはぎ
13
★★☆☆☆ネット検索に依存しすぎずに五感を使ったリアルな調べる力とをバランスよく活用しようという話。探し物には「糸口探し」と「犯人探し」の2種があるなど理論の話は面白かったのに、実践編の部分は目新しいことが書かれてなくて拍子抜け…。大学1〜2年生くらいのときに読みたかったなぁ。2015/05/01
Sachi
5
たくさんのヒントを得られました。どうしたら信頼性の高い情報が得られるのか?アナログの力、ウェブサイトの活用方法‥。調べる力を付けることがマーケティング力に直接つながるので生き残るために必要な能力であり、人と差をつけるにはどうやって情報を活用するのかということがわかる。情報断食も必要だなと思いました。 大学の図書館の利用という項目から興味深い公開講座を行っている大学を見つけられたのも私にとっては収穫でした。2016/03/07
misaki
3
国立情報学術研究所の学術コンテンツポータル、国立国会図書館のオンラインサービスなどを知ることができた。ちょうど論文の書き始めだから利用しようと思う。2015/12/11
hiroe
3
この著者と同じく、私がこの本を読んだのは、図書館を人はどのように利用するのか、あるいは情報をどのように手に入れようとするのか(それを他人にどう説明するのか)が私の今の最大の関心事だからです。Googleやデータベースの検索だけでなく、図書館に行って書架をブラウジングとか、さすが「調べるプロ」はコツを掴んでるんだと思います。国立情報学研究所のデータベース群の説明とか、図書館員から見るとやや甘い点もありますが、そういうのも含めて利用する側の視点がわかって良かったです。2010/06/03
Humbaba
2
調べ物をしたければ,多くの人はネットを使うだろう.確かにネットは簡単に素早く情報を手に入れられる.昔はそれをやる人が少なかったので,それだけでも他の人と差をつけることができた.しかし,現代はみんなが遣っていることである以上,それだけでは他の人との差別化ができない.2010/07/06