内容説明
会計を使えない経営者が会社を潰す!会計とは何かがスラスラわかるビジネスストーリー!ビジネスパーソンのための管理会計入門。
目次
突然の社長就任
会計はだまし絵、隠し絵だ―会計の本質と損益計算書のしくみ
現金製造機の効率を上げよ―バランスシートを理解する
大トロはなぜ儲からないか?―キャッシュフロー経営とは何か
テストの見直しをしない子は成績が悪い―経営計画と月次決算のPDCAサイクル
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?―利益構造と損益分岐点分析
シャネルはなぜ高い?―見えない現金製造機とコーポレートブランド経営
整形美人にご用心―粉飾決算の見破り方
殺風景な工場ほど儲かっている―原価管理と活動基準原価計算
決断 進むか、退くか―機会損失と意思決定
シャーロック・ホームズの目と行動力を持て!―異常点に着眼し、原因を究明する
会計のトリックに騙されるな!―逆粉飾を見破る
夢に向かって―紀尾井町のフランスレストラン
著者等紹介
林總[ハヤシアツム]
公認会計士、税理士、LEC東京リーガルマインド大学大学院教授(管理会計事例)、(株)林總アソシエイツ代表取締役。74年中央大学商学部会計科卒業。経営コンサルティング、一般会計および管理会計システムの設計・導入指導、講演活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
36
(友人の紹介)会計の基礎がストーリー仕立てでわかりやすくまとめられています。”数字”がより身近に感じさせてくれると思います。”キモ”をもれなく押さえていて、特に、「数字の限界」については”数字”への心構えとして必須。いかにデータを情報に変換し、その後の戦略・戦術策定に導き、最終的な結果(ビジネス)に結びつけることができるかが重要。読んでいて会計の概念ではあるがキャリア形成の概念にもつながるような気がした。2011/10/17
エリナ松岡
23
何年も前に一度読んだことがあり、当時は会計なんてさっぱり理解できなくて、すごく有難かった覚えがあります。今回読んでみてほとんどが記憶になかったので、読んでよかったと思います。著者の「はじめに」での説明にあるように、会計知識単独ではなくて経営戦略と会計を連動させるストーリーなんですが、当時はそれすらも理解してなかったみたいです。2016/01/19
DonaldTrump
23
さおだけ屋よりよほど上質で、かつわかりやすい会計入門書!BSとPLとキャッシュフロー報告書の相関関係、会計とブランド戦略の密接な関係など、会計専門書入門クラスの内容を、もしドラや夢をかなえるゾウクラスにわかりやすく説明している(^。^)2011/07/03
vinlandmbit
21
再読完了。会計と原価について今では物語形式で解説している本は増えてきましたが、本書はその走りで、かつ、分かりやすさと扱う物語の題材の面白さは、他と比較してもかなりのもの。技術一辺倒から原価、会計の力も求められてる最近の自分の仕事にとって強力な見方です。2015/04/26
Shinchan
21
この題名から、何の本と思ってしまいますが、まじめに企業経営に必要な知識をわかり易く解説している本です。会計に興味があるけどチョット苦手という人に打って付けの本だと思います。 小説風のストーリー仕立てになっており、読みやすく、途中で嫌になることもなく、最後まで読むことができます。2011/12/01